2018年7月12日

意図的な誘導

今朝のTBS系列の朝のニュースでも取り上げて、この放送局らしく「政府は怪しからん」と気炎を上げていたけれど、いつものように以下略ちゃんがまとめて居るように、時系列に沿ってみてみれば、後から見てみれば軽率な部分はあったかもしれないけれど、決して災害を無視して酒宴を開催していたとは言えない状態であることは明らか。実は、この自民党の集まりの直後に、安倍総理の共同取材が開催されていて、その時にはまだ災害対策についての質問がでていないことも分かっていて、そう言う意味ではメディアだって認識していない問題であったことも事実。それは、立憲民主党だって同様のパーティーを当日の夜開催していたり、その日深夜の天気予報でも注意が必要と喚起していたけれど、その時点ではまだこれほどの災害になるとは誰も予想していなかったわけで、それを後出しジャンケンの話で政局に利用するのは、余りに卑怯な話し。

この時まで、災害対策を何もしていなかったというのであれば、それは非難されてもし書いた無いと思うけれど、数日前から台風の影響も含めて、色々と注意喚起はされていたんですよね。ただ、それでも実際の被害は想定以上だったという事。そこに至るまでの手続きや、被害想定の作業に何か問題があったのであれば、それはそれらを批評して今後の対策に対しての反省や準備にするべき話で、そことは関係事を針小棒大に取り上げて避難するだけというのは、何も生まない単なる自分達への利益誘導目的としか考えられない。

たかがテレビのモーニングショーではあるけれど、毎日そうやって刷り込まれていくと、何を言ってもその番組で言っていることは正しいと言う認識になってしまうんですよね。特に、テレビと新聞位しか情報入手手段が無いと、そこで提供される物が世界の全てになってしまうから、それが本当に正しいのかそうで無いのか、事実なのか彼らの脚色付なのか、それが今本当に必要な話しなのか彼らの都合で取り上げているのか、そう言う判断がどんどん出来なくなっていく。

被災地に対しての、ある意味傍若無人とも感じられる取材や報道姿勢もそうだけれど、テレビ、新聞、あるいはレガシーメディアと総称される組織や関係者は、何か自分達の使命が崇高で正しいと思っているんだろうけど、それは大きな勘違いだと思う。その最大の理由かなと最近感じるのは、その放送・報道する時点での一番大きな事象、あるいは一番影響力のありそうな話題を取り上げることが主目的になっていて、毎回その時点のスナップショットを取ることしか考えていないんじゃ無いかと。本来なら、そう言う平面的な捉え方では無くて、時系列に物事の推移を理解した上で現在の状況を説明するべきだけれど、そんな流れは無視して、兎に角今一番興味を引くことが出来る話題をワンショットで毎回取り上げることが目的になってしまっている気がします。結局は彼らが一番重要視しているのが、視聴率とか購買数であり、その為には事実とか科学的な考察では無く、多少の脚色や演出ありきの話で、推測も交えた感想を述べることに終始しているだけ。それはもはやメディアでは無くて、単なる個人の呟きなんだけれど、その呟きのtwitterのTLの方が、よほどまともで事実に沿った情報が流れてくることに、凄く皮肉さを感じる。

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