2018年6月10日

灯台下暗しの#MeToo

これはかなり衝撃的な記事だと思うのだけれど、あれだけ財務相のセクハラ事件に熱心だったテレビ朝日が、実は女性社員回答者の半数以上がセクハラ被害を受けているとアンケートに回答したということは、実状はもっと酷いと思った方が良いのかもしれない。こちらの記事はポストの記事だけれど、文春には毎日新聞労組の同様のアンケート結果が掲載されていて、こちらも酷い結果が掲載されています。

で、予想されたことではあるけれど、こう言う結果が出てもあれだけ「# Me Too」と騒いでいた人達の声は聞こえない。「#MeToo」じゃ無いからなのかな? (マテ) 本当にセクハラ、パワハラ、その他様々なハラスメントに対して批判の声を上げるのであれば、業種や職種に関係無く対応しないと、それは本当にそのハラスメントに対して批判しているのでは無く、別の目的があると言われても仕方ない。

と言うか、第四の権力、権力の監視者を辞任しているメディア業界ならば、もっとストイックに対応しないといけないし、と言うかこう言う結果が出てくること自体が大きな問題なわけですよね。財務相のセクハラ問題の時も、セクハラされたと訴えた女性記者に対して取材を強要した上司に関しては、殆ど対策も批判も出なかったことから、今回もこのまま有耶無耶で終わるんだと思うけれど、あの時はフリーになった女性記者達が、自分の時にはこんなことがあったと声を上げたけれど、結局それもその時で終わりましたからね。

今、所謂レガシーメディアの報道における信頼性に疑問が生まれているけれど、この話は其れ以前の彼らの組織対しての問題が旧態依然のまま残されている事を明らかにしているんじゃ無いだろうか。

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