2018年6月7日

「台湾」表記

前も書いたけれど、中国に関わる仕事をしていると、幾つかセンシティブな事柄があり、これもその一つ。中国が主張する「領土」問題で、特に「台湾」に関しては、中国は国内の一つの「省」としか認めていないので、これを「国」あるいは中国(中華人民共和国)とは異なる体制と表記・表示することは許されない。昔よくあったのは、アプリでロケール設定する時に「国」というプルダウンメニューに「台湾」とか「香港」とか入れるとアウト。「台湾(中国特別行政区)」とかならまだしも、普通は「国・地域」という書き方で逃げるのが常套手段。

ただ、今回の問題は、機内で表示されるエアショーのマップに記載された地名の話し。まぁ、似たような例では、日本の島根県竹島を韓国系の航空会社では「独島」と表記して居るのは有名な話だし、尖閣諸島に関しても最近は中国が五月蠅くなってきたようだし。

最近思うのは、もうねこう言う面倒な国・地域相手には、マップから一切の地名を削除して、出発地と到着地の、地名あるいは空港レターだけ表示すれば良いと思う。正直自分が知りたい情報は、出発してからどれくらい飛んできて、今どの当たりにいるのか、到着までどれくらいなのか、と言う情報ですからね。とは言っても、世界最大規模のマーケットの意向は、聞き流すには大きすぎると言う現状も理解出来るけれど。いずれにしても、航空機で一番重要な安全運航に関係無いところで、難癖付けてくるのは止めて欲しい。まぁ、彼の地に行くことは無いと思うから、それらの国に関係する飛行機の利用も無いだろうけど...

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