「へぇ~、面白いアイデア」と一寸感心した「民鉄キャリアトレイン」。転居が必要になった民鉄社員を、その転居先の民鉄で相互受け入れするシステム。関東圏だけで無く、名古屋、大阪、福岡の私鉄も含まれているので、該当する社員は多そう。再就職の判断は受け入れ側の鉄道会社に有るので、希望しても必ず再入社できるとは限らないけれど、全くゼロから再就職先を探すよりは遥かに良いですよね。また、転居後元の地域に戻ってきたら、元の会社に戻ることも可能など、かなり柔軟な対応を考えているようで、人材確保という意味では面白い取組。
勿論、同じ鉄道会社、私鉄の会社とは言え、多分その会社によって社風は勿論、仕事のルールも異なるだろうけど、それでも全く異なる職種に再就職するよりは遥かに楽なわけで、これが上手く動くようになれば、鉄道会社としても人材確保の貴重なツールになるでしょうね。場合によっては人材プールみたいな形で、該当地域外に転居する人も、その後該当地域に更に移動したらこのシステム利用の機会が得られるようにしても良いかも。
これ、その地域に固定して営業している「鉄道会社」なので可能何ですよね。同じような事を、例えば地域のタクシー会社とかバス会社がやっても良いと思うけれど、鉄道よりも技術的な依存性は少ないと思うし、ここまでやるニーズは低いかもしれないけれど、それでも全くの素人を雇用して教育して使うよりは、経験者ネットワークみたいなもので相互にやり取りできれば便利かも。まぁ、現行の就職転職サイトでも、そう言うカテゴライズした就活システムはあるんだろうけど。
この「民鉄キャリアトレイン」も、言ってみれば最近流行の「シェアコミュニティ」の一つだと思うんですが、やはりそれを支えるのは情報インフラ、物理的にもシステム的にも、そう言うものが普通に普及してきたことが最大の理由だなと改めて感じます。で、現在は一人一人の職歴を元に、そこに関係する転職先を提案するものだけれど、例えばその人のこれまでの職歴を元に、そこからよりその人合った職種とか、能力開発出来る職種みたいなものを、例えばAIで学習させて提案させるとか、そんなのも面白いかも。
0 件のコメント:
コメントを投稿