銀行の経営効率化のために、ATMをライバル行も含めて共通化して、コストダウンを図るという記事。私は関わったことは無いけれど、昔隣りの開発部門が金融端末等を開発している部門で、その頃はある意味花形部門だったけれど、仕様やら機能なら大変そうでしたね。
昔のATMは、9:00から15:00迄の銀行営業時間外に現金を入手するための端末で、だから基本的に銀行の本支店に隣接する形でしか無かったように思います。それが、大きなデパートとかに設置されるようになり、さらにコンビニにも設置されるようになったのは、7/11が「セブン銀行」を開設したのが始まりだった気がします。
記事を読む限りでは、共通化にはまだまだ長い道のりが必要そうだけれど、今後はコンビニのマルチ端末がATM機能を内在するようになって、現金の引き出しはコンビニで、という時代になるんじゃ無いだろうか。その時に、24時間営業のコンビニで通常営業時間外のATM手数料をどうするのかという問題はあるけれど。今では、共通端末で銀行のグループを超えて引き出しなど可能になっているけれど、通帳のフォーマット違いというのは、なるほど言われてみて気が付きました。でも、通帳サイズは共通と言って良いだろうから、後は印字する領域設定を銀行毎に内部で処理すれば良いだけだから、そんなに難しいとは思えないけれど。
メガバンクも再編され、今は有力地方銀行も合併などの生き残り策を検討していて、さらにその下の地方銀行や第二地銀等は生存の危機にすら直面している時代、ATMの共通化だけで延命出来るとは思えないけれど、もっと抜本的な対策が必要な気がするんだけれど。
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