2018年5月14日

名刺と記憶

「疑惑が深まった(笑)」加計学園の話ですが、愛媛県側は面会した証拠として名刺を提出しているけれど、それは確かに柳瀬氏と面会したことになるんだろうけど、だからといって柳瀬氏側がその事を記憶していないことが不自然という話しにはならないだろうなぁ。私も仕事で、色々な人と名刺交換はするけれど、正直名刺というのは誰と会ったという記憶を固定する物じゃ無くて、後日連絡が必要な時に「○○会社の××部門の△△さんの連絡先は...」と、必要な時にコンタクトするための物だと思うから。追求している側だって、じゃぁ先月誰と会ったか全て言えるのか、と聞いてみたいし、持っている名刺の人とは全てその面会内容を説明出来るのか、と問いただしたい。それがよほど印象的な人であるなら、確かに時間が過ぎても記憶に残っているとはあるだろうけど、今回の件がそうであるとは正直思えない。そりゃぁ、愛媛県の職員川としたら、わざわざ東京まで出てきて官邸に入って、政府の偉い人と話しをするわけだから、記憶にも残るだろうけど、対する柳瀬氏側とすれば、言い方は悪いけれど日々のルーティンワークの一つですからね。そりゃぁ、記憶の並みの中に紛れてしまうだろうし。

大体、知り合いなら、友人なら便宜を図るだろうというのであれば、特定野党(この言い方絶妙-笑)の人達は、そう言う人達と絶対に面会しないのだろうか。大体、支援団体から支援を受けて、その支援団体の意向に沿うように活動しているわけだから、それって婉曲な「忖度」であり「融通」であると思うんだけれど。そう言う意味では、今回の愛媛県側の「備忘録」には、はっきりと日本中医師会からの圧力で1校に絞るしか無いと言う話が書かれていて、それって獣医師会側へ忖度していた証拠になると思うのに、その事はメディアも特定野党も指摘しない。大体、その獣医師会から寄付を貰っていた議員の父親が、隣県とは言え獣医師会の副会長であったり、よほど柳瀬氏よりも「私情が絡んでいる」と言われてもおかしくない状況なのに。

直近の内閣支持率調査では、僅かではあるけれど支持率は再びアップしてきているようで、そう言う意味では与党のコアとなる支持者以外の有権者も、もうモリカケ問題に関しての興味は薄れてきている感じ。これも個人的には特定野党が墓穴を掘ったと思うんですが、そうで無くてもG.W.で一週間以上の空白が出来るのに、その前にわざわざ審議拒否で話題が希釈化されるような事をやっている。さらに、一連の経済指標では徐々に上向きの傾向が確定しだしていて、これで6月に出される夏のボーナスが、有る程度のアップした場合、支持率も一気に向上するんじゃないだろうか。ただ、一番関心の深い経済問題が安定してくると、国民としてはこれまで我慢してきた別の問題に対しての意見を言う切っ掛けにはなるだろうから安心は出来ないだろうけど。それを考えると、職場放棄をして好き勝って言っている特定野党の人は、それで会っても満額歳費を受け取ることが出来るわけで、さらに政党ロンダリングでは政党助成金を残すために一日だけの存続政党を作ったりと、モリカケ以上に疑惑の行為をしている人達なんだけれど、その人達が「疑惑は深まった」と言っているのは、自分達自身への償いの気持ちでもあるのだろう。とてもそんな風には見えないけれど。と言うか、過去の与党時代の甘い記憶に寄っているんだろうなぁ、あの人達は。それがどれだけ酷い三年余りだったか。あの記憶は、誰の頭の中にも今でもしっかりと残っているんですけれどね。

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