2018年5月21日

見出し詐欺

まぁ、それが「アサヒシンブンなんだから」と言ってしまえば身も蓋も無いけれど、国会の質問主意書の仕組みや意味を考えずに(無視して?)、恰も読者をミスリードさせるような見出しと時を書き、それを一斉に参照する朝日新聞関連アカウントや立憲民主党アカウントとか... いつものように、以下略ちゃんがまとめてくれていますが、一目見て「何これ?」という政府答弁というのは、それ以上に「何だこれ??」という質問主意書があるからで、批判されるべきはその必要性や背景すら理解出来ないようなトンチンカンな質問主意書を提出した議員の方。悪名高い人も何人もいて、そう言う人達はもうどう言う意図でそう言うことをするのかすら分からないくらい繰り返している。

野党議員から質問主意書が提出されると、内閣は七日以内に閣議決定をする義務がある(国会法第75条第2項)訳で、その前に担当部門の官僚が回答作成することを考えると、それほど時間が有るわけでも無い。それでも、閣議決定される事柄ですから、適当なことは言えないし、下手に後々問題になるような言質を与えることも出来ない訳で、かなり重要な機能だと思うんですけどね。それをこう言う形で乱用するというのは、その機能の否定にもなるし、結局は国会の事を蔑ろにしている事にもなるだろうし。この質問主意書は、国会での質問機会の少ない無所属議員や国会議員が自らの活動のために有効に利用すべき機能なのになぁ。

いゃ、この質問主意書を出した逢坂議員の質問主意書の内容も、よく読めば特に変なことを聞いているわけでは無いけれど、でもそれって日々の国会で質問している内容と重複している部分も多いし、大体この人は党を代表して質問に立つ機会だって多い議員なわけで、そんな人間がなんでこう言う事をわざわざするのか。ある意味嫌がらせと感じてしまうような行動ではあるよなぁ。

勿論問題なのは、それは事実ではあるけれど、切り取り方を意図的で誤解を招くようなことをしているメディアではあるんだけれど。でも、それを鵜呑みにして、そのまま自分の解釈のままに世間に拡散している、情報リテラシーが低い人達も困りものなんですよね。そういう人に鍵って有名人だったりするから、そのネームバリューで彼らの行動の影響力も大きいし。結果的に、朝日新聞などのメディアは、そう言う拡散光かを狙って社会的に何らかの影響を生じさせようとして、わざとこう言う見出しを準備して掲載しているように感じてしまう。と言うか、情報提供を生業としているメディアなんだから、それが明らかに事実と異なることは論外であるし、それが誤解を招くようなことであってもアウトだと思うのだけれど、彼らにはそう言う意識は無いんだろうか。言ってみれば、レストランで注文していた料理が間違ってサービスされたとか、コップの水をこぼされたとか、そう言う類のミスだと思うんだけれど。まぁ、彼らのこう言う行動は今に始まったことでは無いし、今ではネットと言う検証機能がどんどん広がっているから、結局こう言う事は間接的にレガシーメディアの地位をどんどん下げていることになるんですけどね。それはそれで良いことだと思う。

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