2018年5月22日

デジタルサイネージ

何を今更と言われそうな話なんですが、最近あらためて街中に普通に設置されているデジタルサイネージの多さ、種類の豊富さにビックリしています。先ず、あのサイズで構成ないなパネルが普通設置されていることの驚き。私は、それこそ液晶パネル、特にカラーパネルがノートブックパソコンに採用された黎明期を実体験として持っていますが、当時は14インチ位でVGAとかXGAの解像度で一枚何十万円したもの。それから暫くして、WXGA当たりのパネルが10万円を切るようになってきた時に、まだ実験的な要素も大きかったけれど大型化が進み始めて、一度新聞校正作業にも使える40インチクラスのパネルをサンプルで見たことがあるんですが、それは確か一枚数百万円したとおもった。所が最近では、そのクラスのパネルが、多分コストでも数万円くらいでしょうね。この手のデジタルサイネージで最初に驚いた記憶は、品川駅でのこと。高輪側と港南側を繋ぐ中央コンコース沿いに、ずらっとパネルが吊り下げられて並んでいる光景は、Microsoftが品川に移ってきた頃に設置されたように記憶しているんですが、そう言えば当初はMicrosoft関連の掲示しかされなかったような気もする(笑)。

で、最近では、昔なら半透明なプラスチック板に印刷したものを背後から照明で掲示している用な場所にも、普通にデジタルサイネージが設置されるようになって、もう慣れてきたような印象もありますが、先日久しぶりにビックリしたのが、横浜のみなとみらい駅のホーム。少し前に、ホームドアが設置されたんですが、そのドアの格納部分に30インチ位かなぁ、パネルが埋め込まれていて、その部分がデジタルサイネージとして使用されているんですね。一箇所とかでは無く、各ホームドアの格納部分毎にパネルが設置されていて、端から見ると一寸異様な光景に最初感じたものでした。この駅、ホームの中央付近にはDeNAのチーム宣伝用の大きなパネルがその前から設置されていますが、サイズよりも数で圧倒という感じ。パネルのコストも下がってきているから、数で勝負することに不思議は無いんだけれど、まさかホームドアにまで利用されるとは予想もしませんでしたねぇ。

最近余り話題を聞かなくなりましたが、曲面パネルを利用して支柱全面の表示とか、逆に車のナビゲーションの用に、床部分に埋め込まれて誘導するようなことも直ぐに実現するのかもしれない。となると、より大型のパネル需要が大きくなると思うんですが、最近一寸見たものは、狭額縁のパネルを何枚も並べて一つの大きな映像を作る方法で、これは流石に間近で見ると額縁部分が気になるけれど、一寸離れると殆ど分からない程度にまで技術が進んでいるので、結構流行りそうな予感をしています。それこそ、20インチ位のパネルを無数にタイル状に設置して行くとか、面白そう。ただ、そうやって規模が大きくなると、データ転送も有線では無く無線になるだろうから、そうなると色々影響も生まれそうで心配ですね。特に、今利用しているBluetoothのイヤホンとか。そう言う新しい利害関係と折り合いを付けて行くのも、時代の流れなんだろうなぁ。

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