2018年5月24日

スマホに駆逐されるカーナビ

DIAMOND ONLINEの記事から、日本のカーナビはスマホに駆逐されるのかと言う話。仕事でUSに行くと、ほとんどの場合レンタカーが必要になり、その時にはオプションでカーナビを付けるんですが、向こうのカーナビは本当に地図もプアだし、表示もプアだし、操作性だってプア。それでも、大都市なんかの細々したところを除けば、道は広いし少ないしで、そこそこ使えることも確か。で、最近では、みんなスマホをダッシュボードにセットして、それをカーナビにして居るんですよね。先日LAXに言ったときにLyftを利用しましたが、そのドライバーも使用しているのはスマホのカーナビシステム。まぁ、Lyftのシステム(=アプリ)がスマホだからという事も有るんだろうけど。

で、スマホと専用カーナビの差って、もう画面サイズと補足情報くらいの違いで、地図情報とかドライブガイドなんて、どちらも殆ど同じ。地図更新だって、スマホは基本オンラインだから、常に最新ですし、リアルタイム情報だって取得出来る。問題は、それらにアクセスするデータ量とその料金くらいですよね。それだって、いつも使っているスマホを乗車しているときにセットするわけだから、別料金を払うわけでも無いし。精々、シガーソケットからスマホ用の電源が取れるように、コネクターとUSBケーブルを購入するくらい。あっ、あとダッシュボードに付けるソケットくらいか。私のカーナビなんて、古いDVD式の奴だから、2014年を最後にデータの更新が無いけれど、多分今のスマホの方がよほど最新データが揃っていて便利だと思う。

実は、先日iPhone8を購入して今は遊んでいるiPhone6ですが、へたってきている内蔵バッテリーを交換したら、社内でのカーナビとドラレコの専用機にする予定。同時使用が厳しければ、カーナビはDVD版だけれど一応あるから、ドラレコにする予定ですが、そう言う時代だというのはひしひしと感じますよね。記事を読んでいてあらためて思ったけれど、日本のカーナビも昔のガラケーの道を着々と進んでいるなぁ、ということ。ただ、個人的にあると嬉しいのは、表示部分と操作部分(タッチパネル)だけのカーナビで、そこにスマホを入れると、大画面のカーナビシステムになるようなアタッチメント。あるいは、VRマスクの要領で、スマホ画面を下にして置くと、フロントガラスに情報を表示してくれるようなアダプターとか。

個人的には、カーナビってスマホの拡張アダプターになるしかないような気がしていますね。それでも、データ量を削減するために、内蔵ストレージに過去の地図データを保存していて、オフラインでも動作するとか、電源ケーブルの引き回し不要となるとか、車内オーディオとI/Fするとか。車内オーディオシステムで、カセットテープや音楽CDをスロットに挿入して操作する間隔で、スマホをスロットに挿入すると電源と接続して充電しながら、昨日は車内のI/Fに接続して提供する、ような。電源だって、iPhoneも採用しだしたから、Qiが普及するのも結構早いかもしれないし。そう言う意味では、カーナビは「カーナビゲーション」から「カーナビゲーション&ドライブ」という方向に進むしか無いんじゃ無いだろうか。自動化されたら、そのFront-Endとして人間との対話I/Fになるしか無いような気がする。いゃ、それだってスマホでも出来るだろうという話も直ぐにでで来るかもしれないけれど、車内に内蔵されていることで、例えば将来てきにはEV車なので充電管理や診断機能でハードウェアをチェックしたりとか、そう言う機能が中心になるんじゃ内だろうか。まぁ、それだって車がノードの一つになって、自分のスマホと常に通信しているような状況になったら、スマホが管理すればいいだけかもしれないけれど。なかなか厳しいですよね、どんな業界も。

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