日米双方で話題になっている「二刀流・大谷選手」。その大谷選手が、9回最後の攻撃で、同点になるタイムリーを放ち、その後逆転に成功して連敗脱出の立役者になった昨日の試合。その前の同カードの試合では、9回表二死からの打者になり、この時は三振でゲームセットになるという悔しい結果でしたが、それがバネになったのか、今回はそれまで無安打(1四球)でしたが、最後の最後に表れてちゃんと仕事をするのは、やはり並大抵の選手じゃ無いなぁと再認識。正直、MLBで二刀流は厳しいというか無理だろうし、1年目で相手もデータが無いからそれなりに話題にはなるだろうと思っていたけれど、それ以上、それを覆すと言っても良いくらいの活躍ですよねぇ。
投手としての成績は4勝で、決して突出しているわけでは無いけれど、それでもローテーションが長いことを考えると、勝率は高いと行っても良いのでは。打つ方も、ここ最近ヒットが無くて打率は一寸下がり気味だけれど、結構印象的な時にヒットを放つので、それが大きい気がしますね。で、とうとうMLBオールスターのDH候補として登録されたみたいで、仮にそれで選出されると、もしかしたらワンポイントでのリリーフ登板も有るかもしれないらしい。来週には、ヤンキース・田中投手とピッチャー対決は流れたけれど、そう言う日本人同士の対決も、これから何度は生まれるはずで、それはそれで日本のファンは歓迎するでしょうしね。
スポーツの種目は違えど、やはり日本人選手が本場で活躍してくれることは凄く嬉しい。野球以外にも、ヨーロッパでも、それぞれ色々なスポーツで活躍している選手は多いと思うけれど、残念ながらメディア力という意味では、MLBが一番でしょうからね。その中で、中心選手の一人として活躍しているとなれば、そりゃぁ各メディアもほっておかないし。大谷選手が高校卒業してドラフトにかけられた時、その時から二刀流を希望して指名した日本ハムを蹴ってMLBに行きたいと言っていたときに個人的にはそのままMLBに行くことを応援したけれど、結果的には回り道になり、MLBのFA制度変更などで契約金なども下がったけれど、やっぱり日本ハムでの選手生活が有るから、今の活躍があるような気がしますね。そう言う意味では、栗山監督っていうのは、凄いんだろうなぁ。送り出すときもキッパリ送り出しているし。
結果的に、現時点では予想以上の活躍で予想以上に成功している大谷選手だけれど、振り返ってみると決して最短距離で成功しているわけでは無くて、結構回り道をしていて今もまだその途中という印象。それが良かったのか、余計だったのかは分からないけれど、何があっても今の成功に納得出来ると言うところに、大谷選手が「持っている人」であることは確実ですね。先ずは今年の活躍、特に10勝以上10本塁打以上というペープルース以来の記録更新を狙って欲しい。まだまだシーズンは前半戦なわけで、この勢いがどこまで続くか、一寸楽しみ。
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