2018年5月30日

処分

釈然としない部分はまだ残るにしても、正式に発表された今回のタックル騒動に対しての処分。結論が出された以上は、後はその処分を粛々と受け入れて、早くフェニックスと言うチームが、文字通り「復活」することを目指すべき。処分では、チームとして、また当該選手の今シーズンの活動禁止が言われているけれど、状況によっては解除されるとも書かれている。選手本人は、気持ちの問題も有るから今シーズン中の復帰は厳しいかもしれないけれど、これで引退では無く来シーズンには戻ってきて、フェニックスで自分のやりたかったフットボールをやりきって欲しいですよね。そこから先でも、さらにフットボールをやるかどうかは分からないけれど、高校時代に感じていたフットボールの楽しさを再認識できれば、多分Xリーグでも活躍してくれるんじゃ無いだろうか。

チームとしての活動も暫く停止されるけれど、所属選手が個人として活動することは妨げないという事で、U-19等の日本代表チームに選出されている選手は、そのまま大会出場が可能とのこと。それでも、秋のリーグ戦を考えると、8月中旬くらいまでには、コーチ陣も含めたチーム体制の刷新、今回の反省を含めた今後の活動方針とか体制、さらには父母会とかOB会等との関係なども含めた体制構築とか、化なり色々なことを進めないと難しいでしょうね。それらを、これからの3カ月でなんとか形にするところまで持って行けるのか、強力なリーダーシップが必要になると思うけれど、そう言うものを潰してきたのが多分これまでの管理体制なんだろうから。

数年前に法政大学でゴタゴタがあったときには、OBでもあるUAの安田社長が監督に就任してある意味強引にも見える改革を進めたけれど、そういう人あるいはそう言う覚悟が今回の日大にあるのか同化が次の課題でしょうね。ただ、法政の時以上に道は厳しいだろうなぁ... 日大としては、やはり「この人なら」と誰もが納得出来る人材を先ずは見つけることでしょうね。それが監督になるのか、部長になるのか、ヘッドコーチになるのかは場合に寄るけれど、新しい日大のシンボルにもなるような人材画見つからないと、結局は旧体制からの脱却は出来ないと周りは判断するでしょうね。極端な話、関学の小野さんあたりに臨時監督をお願いするとか、それ位の覚悟は必要じゃ無いだろうか。

さらに言えば、今回の件をこじらせた一因には、日本大学としての姿勢・ガバナンスもあるわけで、そう言う意味では単に「フットボール部の改革」だけでは無く、学生スポーツとして日本大学がどの様な姿勢を見せるか、と言う事も要求されていると思うんですよね。最近では、先の法政大学等アメリカのカレッジスタイルを取り入れて、大学スポーツの近代かを進めようとしているけれど、日本大学も他の著名強豪スポーツ部とともに改革を進める姿勢を見せないと、世間は納得しないのでは。そこまで話を広げてしまうと、とても8月までに解決する話では無くなってしまうけれど。でも、先ずはフットボール部の改革から始めるとしても、それを全校的に展開するくらい覚悟無いと、チームとしての謹慎処分も解除されないだろうなぁ。まだまだ道は始まったばかりだけれど、チームとしての早い再建を一フットボールファンとしては願うばかりですね。

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