2018年5月26日

覚めた目

産経新聞の記事から、生き残りを賭けて合流した、旧民進党と旧希望の党の支持率が、合流前よりも下がっているという記事。メディアによりばらつきはあるけれど、大体合流前それぞれの政党支持率を足して半分にしたくらいだろうか。まぁ、合流に参加しなかった著名議員もいるので、それらの人の支持率分が逃げたとしても、一寸厳しい。どちらかと言えば野党に批判的なNNN(日本テレビ)の調査では、1.2%+0.7%=1.9%が、1/4の0.5%になっているし、産経新聞・FNNの調査でも、1.2%+1.7%=2.9%が1.0%と1/3に。野党に行為的なJNN(TBS)にしても、1.8%+1.1%=2.9%が0.8%と1/3以下の値。一寸不思議なのは、読売新聞の結果で、2%+1%=3%が、2%と一番降下率が少ない。どちらかというと、野党に批判的な傾向があると思う同新聞社にしては、ちょっと予想外だけれど、多分読者に優しい人が多いんでしょうね(笑)。

記事の冒頭にも書かれているように、普通はご祝儀相場で上がるものが下がるというのはよほどのことではないかと。でも、民進党自体は先の衆議院選挙で当選を優先した議員の残りものだし、希望の党はまさに私利私欲のために政党を乗り換えた信用できない議員の集まりなわけで、信用の無いもの同士が集まっても信用が高まることは無い。さらに、元々考え方が違うから選挙の時に分離したわけで、それが合流するためには、その違いをどう言いくるめるのか結果的に玉虫色あるいは具体的な事は言わずに合流するしか無いわけで、それって完全に数合わせのために国民を馬鹿にしている行動。大体、少し前まであれだけ政権支持率の数字をやいのやいの言っていたからには、自分達の数字に関しても責任を持つべきだと思うけれど、まぁそんなことはしないよなぁ。

彼らも含めて特定野党の皆さんは、自分達が未だに「民主党政権」という大きな負の遺産を抱えたままで、且つその負債を返済するどころかさらに借金をして膨らませていることを認識しないと。それなのに「いゃ、あれは別の政党がやったこと、だからちゃら」みたいな事を言って反省も回復する努力もしない姿に、国民は怒っているわけで、少しでも「申し訳ない」とリカバリーする事をするなら良いのに、結局は足を引っ張ることしかやらない。働き方改革法案の委員会採決にしても、少しは改善提案するならまだしも、結局は自分達は仕事をさぼって、最後も騒いでテレビに映ることだけ目的にしているから、その法案の善し悪し以前に特定野党の悪さあくどさだけが目立つ結果に。蓮舫氏は、G.W.中に台湾に行っていて、しかもその様子を微博に後悔していて顰蹙と批判を浴びたけれど、嘘でも「仕事してます」感は見せないと。そういう所に、彼らの行動行為全てが嘘くさく感じる気がする。

特定野党も含めた野党が支持を獲得して最終的に政権担当できるようになりたいのであれば、方法は一つだけど、それは「与党よりも良い提案をして国民の支持を得ること」。ところが、彼らがやっていることは、言ってみればヤクザが因縁を付けるようなことばかりで、肝心の国民の生活に直結する仕事は殆どやっていない。勿論、全ての提案が通らないだろうけど、そう言う行動はちゃんと国民は見ているもの。ただ、消えた年金問題のように、余りに大風呂敷を広げすぎると恥をかくけれど。でもあの時は、国民生活に直結した提案をしたから支持を得たわけだし、所が無くすと言ったガソリン税はそのままだし、消えた年金も戻らずだったから、国民は怒っているわけで、それと同じ事それ以下のことを今やっているんですよね。政策を提案して実現して国を動かすためには、確かに数が必要な事は事実。但し、それだけが全てでは無いわけで、そう言う意味で維新の会は上手くやっていると思いますよ。個々には問題有るんだろうけど、政党、それも野党としての立ち位置振る舞いは、歴史有る他の野党よりもよほど現実的。それを恥ずかしいと思わなきゃなぁ、レガシー野党の皆さんは。まぁ、落選するまで無理だろうけど。

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