2018年5月16日

勿体ない消費

サントリーの高級ウィスキー、「白州12年」と「響17年」について、原酒不足のためにそれぞれ、6月、9月で販売を休止すると言うニュース。ウィスキーの場合は、単に蒸留して終わりでは無く、タイトルにあるように一定年数樽で熟成させて出来るものだけに、今から10年以上前にまさか最近のウィスキーブームが来るとは予想もしていなかったでしょうね。

私はウィスキーでもバーボン系なので、日本ウィスキーも含むスコッチ系は苦手で、だから白州も響も話題にるようになる前から飲んだことは無いけれど、個人的に残念と思うのが記事の中にも書かれている、最近のハイボールブームで需要が逼迫し、というところ。いゃ、12年とか17年なんていうウィスキーを、ハイボールにするなよ。本当はストレート何だろうけど、せめてロックにして欲しいなぁ... 元々は、同じサントリーが手がける、ジムビーム(Jim Beam)の拡販で、ローラを使ったCMが受けてハイボールが一気に普及したのが理由なんだろうけど、サントリーとしても高級ウィスキーまでハイボール人気が伝搬するとは予想外だったのでは。本当なら、ハイボールでウィスキーに回帰してもらい、ウィスキー本来の味に慣れ親しんで貰いたかったところでしょうから。

問題なのは、今仕込み中のウィスキーが市場に出てくるであろう、早くて5~6年、場合によっては10年後くらいに、今仕込んでいるだけの量がさばけるくらいの人気が残っているのかどうかですよね。幸いにも、最近は日本のウィスキーも国際的に評価されているから、国内消費がその頃に多少下降しても逆に海外消費は上がるかもしれない。ただ、日本もそうだけれど世界的にアルコール消費って健康問題等から横ばいから下がり気味だろうから、海外での競争も厳しくなるでしょうし。一応酒飲みの端くれとしては(笑)、お酒が無くなるのは寂しい。ただ、自分も加齢によって飲める量も減ってきているし、飲む機会も減ってきているだけに、飲んで支えるのも大変。一番寂しいのは、一回当たりの量が減ってくることで、一回ごとにお酒の種類を変えて色々楽しみたい自分にとっては寂しいこと。その当たりが解決できれは、もう少し支援出来るんだけれど(笑)。

例えばお酒のメーカーが食品メーカーと協力して、酔いを抑える効果があるお摘まみ開発するとか、チェイサーを開発してくれないだろうか。お酒の飲み方は人それぞれで背負うけど、私は美味しいお酒と美味しい食事(摘まみ)を一緒に楽しみたい派ですからね。それは、お酒売りが中心のショットバーみたいなところでも同様で、どんなに良いお酒があっても、摘まみが乾き物だけというのは寂しい。SFの世界だと、酔っ払った状態を一瞬で素面に戻す錠剤みたいな物が登場したりするけれど、アルコール吸収をコントロールするような食材が有っても良いかなと思うんですけどね。サントリーは食材も扱っているわけだから、何か作ってくれないだろうか(笑)。

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