2018年5月16日

無い物ねだり

先日の国会審議に関してのロイターの記事。「忖度」が、される方は意識せずに、する方の一方的な行為言ってみれば片思いみたいものなんだから、それに気が付かないことが普通なのでは。仮に気が付いたとしても、「彼は気配り出来る、有能、出来る人」という印象の方が先に来ないか? 受ける側が「あぁ、これは忖度、これは違う」と明確に判断出来る規準が無いのだから、「無い」とも「有る」とも言えないわけで、だから「完全に無いとは言えないから、言い切れない」と言っているわけで、それを恰も疑惑が残っているような言い方にするのはメディアとしてバイアスが掛かっているとしか言えない。言うのであれば「安倍総理は忖度に関しては減給しなかった」くらいだろう。

そもそもは、森友学園にしても加計学園にしても、総理に近い人(昭恵夫人や年来の友人)の案件だから優遇したのでは無いか、と言う話だったはずが、安倍総理の関与が無いと分かると、今度はその周りの人間が「良かれと思ってしたこと=忖度は怪しからん」という論法に変わってきていて、今はそれを理由にずっと時間を浪費している。本来なら、その過程で分かってきたあるいは見つかった、例えば文書管理の厳格なルールとか、補助金などの審査ルールとか、あるいは岩盤規制に対しての施策とか、ちゃんと議論すれば意味も利益もあり評価にも繋がる事柄が幾らでもあるのに、そっちは無視してひたすら「首相の責任」しか言わない。結局、政治では無く政局にしたい特定野党の思惑が透けて見えるんですよね。

特定野党がこの話題をまだ続けるのであれば、個人的には最近又昔のインタビュー記事が発掘された蓮舫氏の二重国籍問題に関しても明らかにして欲しいですよね。今現在日本国籍かどうかが問題では無く、意図してそれを隠していてしかも選挙にも立候補した疑いがあるわけですから。それに関しては何も明確な説明は出ていない。単に何月何日に国籍取得しました、と言う事しか言っていないわけですから。さらには、特定メディアに関しても、慰安婦問題に戦前戦後の報道姿勢の違いとか、ちゃんと納得出来る説明をして欲しいですよね。毎日とか朝日とか、戦争を煽った側が、それをまるで無かったかのように今のような報道行動をしているのは納得出来ないわけですから。

「疑惑は深まった」とか「納得いく説明」という台詞は、何か意味がありそうな言い方だけれど、結局何も分かっていない時に使う言葉。仮に何か疑惑があるのであれば、「これこれと説明したけれど、こちらではこう言っている」とか、納得いかないのであれば「これこれの部分の説明が納得出来ない」と言えるはずで、そういう部分を攻めていけば本当に何か疑惑があれば明らかになるもの。特定野党と特定メディアが特定支援者とともに盛り上がっているだけのことで、しかもそれを指示する人の割合も数%、合わせても1割行くかどうかと言う状態が「支持を得ている」と言えるのか普通に考えたら分かると思うのだけれど。まぁ、理解するという事を放棄して、「理解しろ」と言っている人達ですからね。

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