2018年5月28日

愛媛県知事の怒りの矛先

「新文書」として提出した愛媛県の資料に記載されたいた、2015年2月25日に加計学園理事長と安倍総理との15分間の面会記録が、実は加計学園職員が持って伝えた話だったけん。中村愛媛県知事は「怪しからん」とお怒りの様子だけれど、そもそもの資料にしても「国会に言われたから出した。後は国会で判断するもの。」と当初は言っていたわけで、しかもその資料は職員のメモ書きであることは分かっている。公式文書でも正式な報告書でも無いものを、恰も何か正しいものらしく提出していた方も反省が必要なのでは。「これは個人のメモです」と言って出せば良かっただけの話し。その当たりは、加戸前知事が見事に言い当てているわけで、担当者としてはゼロ回答マイナス回答では戻れないし、かといって嘘は書けないしと言う、微妙なところで「自分達はこれだけ仕事しました」という成果を書いた結果なんでしょうね。

加計学園職員にしても、書かれていた様なことをもしかしたら言っていなかったのかもしれない。あくまで想像だけれど、加計理事長と安倍総理は友人ですから、とか、毎月会っているから、とか、その当たりでつい口が滑った、あるいは愛媛県側もよかれと下駄を履かせてメモに記載したんじゃないかと思うなぁ。大体、そのメモは愛媛県側の内部のもので、加計学園側にレビュー以来して同意したものじゃ無いわけで、加計学園としても「いゃ、そんなこと言っていないよ」というのが本音かもしれないけれど、それでまた騒ぎが大きくなるよりは泥を被りましょう、と言うことなのかもしれない。いずれにしても、一方の主張だけでを「正」として、それに対することを一律「偽」とすることはおかしいわけで、それぞれに理由なり原因があるはず。で、その切っ掛けとなったのが、中村知事の新資料提出なわけで、それを問わずに「先に謝罪と説明が無いのは怪しからん」というのはおかしい気がする。それなら新資料提出前に加計学園に対して「これこれの資料があるが正しいか」と確認するべきだったのでは。それが、正式に処理されて相手も納得している公文書ならそう言う手続きはいらないけれど、そうでは無い「メモ書き」なんですからね。

結局は、今回の文書が出てきても、特定野党は勿論レガシーメディア(特定メディア?)も、何の裏付けもせずに垂れ流しで報道して、自分達に都合のよう解釈で批判している。それが否定されると、今度は加計学園に矛先を向けるようだけれど、いゃいゃ、自分達の努力不足どころか垂れ流し主義を先ず反省しないと。今回の件の教訓は、余りに情報に対してリテラシーが無いというか、そう言う努力をすることすら否定していること。多分、今この人達に対して「オレオレ詐欺」を実行したら、100%成功するんじゃないだろうか。それほど無節操だし、考えない人達だということが今回再び証明されただけなんでしょうね。

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