2018年4月24日

物の価値

麻生財務副総理の「35万円のスーツ」が話題になっているけれど、最初に聞いた時に思ったのは「えっ、そんなに安いスーツ着ているんだ、麻生さんは」ということ。いゃ、てっきり50万円コースは下らないだろうと思っていたんですよね、あれだけのお洒落をしていると。スーツの価格で、フルオーダーの場合、基本価格は材料費と人件費で、人件費=仕立代はお店によって違いがあるけれど、有る程度ランクで固定されている場合も有るし、記事の価格の二割三割と言う事も有る。材料費にしても、本体の例えばウール生地は一番大きいけれど、それ以外にも裏地だったりボタンだったりと、そちらもお金を掛ければ幾らでも高くなるもの。

仕立代(=人件費)に関して言えば、馴染みのお店であれば案外安くしてくれる場合も有りますしね。それって、例えば何度も定期的にスーツをあつらえていれば、例えば採寸の手間とか仮縫いの手間とか効率化出来るから、そういう部分で値引きも可能になるし、後は作った後の直しの時にもそれなりに安定した収入が見込めるなら、その分を引くことも可能だし。麻生さんの場合は、この位のスーツを数着数ヶ月毎にまとめて購入するらしいけれど、仕事でスーツが必須の場合は賢い方法ですよね。生地だけ変えて(あるいはあえて同じ生地で)同じサイズでまとめて作れば効率的だし、お店側にしても嬉しいだろうし。

最近では着る機会も無くなったのでフルオーダーを利用することは無くなったけれど、昔は何着か作った事があり、そのお店は祖父の代からお世話になっていたお店。祖父の代からお世話になっているから仕立代は本当に手間賃だけで安くしてくれて、その分生地を良いものにした方が良いと、生地の方も勉強してくれるような良心的なお店。その当時とは体型がかなり違ってしまってもう切れないけれど、今でも親戚の中で使って貰っています。

単に価格だけ言うのであれば、世の中全部100均とかGUとか業務スーパーで生活しないといけなくなる。そこにちゃんと手間暇のコストや付加価値を付けて行くから、良い物も生まれるし、それに対して努力しようという気持ちも生まれてくるはず。大体、それを取り上げているテレビに出演しているようなタレントや芸能人が一番浪費しているんじゃないのか? 羨ましいと思うことはまだ良いと思うけれど、それに対して妬み僻みを持つことは、人としてさみしいというか残念としか言いようが無いなぁ。欲しかったら、それに対しての努力をすれば良いだけの話しだけれど。所で、麻生さん、そのスーツの何倍もするような時計を一緒にしていたらしいけれど、その件に関してはごく少数のマニアしか話題していないらしい(笑)。

[2018/04/25追記] どうも、もともとの「35万円スーツ」の話しを放送したTBSの某お昼の「お任せ」番組では、単に麻生副総理が良いスーツを着ていて、それは35万円のスーツという程度の紹介だったらしい。で、その場の雰囲気も「へぇー」程度で、別に贅沢品とかそう言う話はなかったのに、どうもそれを局回して色々尾ひれを付けて話が変な方向にねじ曲がっているみたい。それが情報社会の常でもあるし怖さでもあるけれど、やはり一次ソースをちゃんと見て自分で判断する情報リテラシーをしっかり持たないと駄目ですね。

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