2018年4月6日

守秘義務

山本一郎氏がヤフーニュースに掲載したこのコラム、昨日のTLを最も騒がせていた話題の一つなんですが、本当に江田憲司議員は、大阪地検の女性特捜部長(一人しか居ないらしいから既に特定されているけれど)から、そう言うリークしているという確証を得ての発言なんだろうか。既にTLでも書かれているけれど、

  1. 仮にこの発言が事実だとすると、捜査中案件の重要情報をリークしたことで、その女性特捜部長と江田氏の責任問題になる
  2. 仮にこの発言が事実の裏付けの無いものだとしたら、江田氏は虚偽の内容を流布したと言う事で、やはり責任問題になる
という、いずれにしても江田氏は大きな責任問題を今抱えているわけで、ご本人はその自覚はあるんだろうか。

今は、財務相の責任問題という方向で、安倍政権や麻生財務相を攻める材料に野党やメディはしようとしているけれど、それが地検のリークとなると、それ以上の疑惑事件になるわけで、となると検察の暴走と言う話にまで広がってしまう。公文書の改編騒ぎ以上の、守秘義務違反を犯しているわけで、そうなると権力を持つものを監視する責任はどうなるのか、巨悪を監視する立場の物ならば、小悪を蔑ろに扱っても許されるのか、凄く疑問。

山本氏のコラムにも書かれているけれど、この操作が完了して検察として某かの結論が後悔された後に、いゃじつは隠された真実があってそれはこうだというのであれば、それはまだ「公共性」とか「社会正義」という理由で理解は出来る。でも、今まさにその判断をしようとしているときに、その裏側を不正に暴露リークするというのは、例え最終的に結論が同じものになったとしても許される行為ではないはず。当然、その疑惑の女性特捜部長には、上位組織からの説明要求が来るだろうし、その結果次第では今の森友学園関連の操作に大きな影響が生まれるでしょうね。出、江田氏はどう言う経緯でそう言うリーク情報を得たのか、その説明責任が当然要求される。別件で、自衛隊の日報問題があるけれど、あれだってどう言う経緯か不明だけれど、部外秘の情報が共産党に流れているわけで、その守秘義務違反の方が日報が外付けHDDに残っていた問題よりも深刻だと思う。

憲法を守れ、法律を守れ、と言っている側の人間ほど、ルール違反とか特例が許されると誤解している雰囲気があるけれど、それって言ってみれば形を変えた独裁なわけで、そんな不条理が許される社会派決して民主主義の社会ではないはずなんですけれどね。でも、「民主主義を守れ」と声高に主張している人に限って、その事に関しては見ない振りをしているような気がするんだけれど...

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