2018年4月25日

帰ってくるウルトラマン

円谷プロとタイの制作会社との間で争われている、ウルトラマンシリーズの海外での版権に関して、アメリカでの裁判で円谷プロ勝訴の判決が出たと言うニュース。まだ、タイや中国での裁判が残っているらしいけれど、これでかなり円谷プロ側が有利に訴訟を進める事が出来、それによって海外進出も加速されるという内容。まぁ、ウルトラマン世代の一人としては、純粋に嬉しいし、是非日本のヒーローとして頑張って欲しいと思う。

で、この手の話しというのは、ウルトラマン以外のコンテンツや、日本の技術など全てに当てはまると思うんですよね。どうしても日本人的な「よかれ」とか「性善説」的な行為から始まり、最初はいいんだけれど、そのうちに「軒下貸して母屋取られる」みたいな事になるのは、もう日本の海外進出時のお約束みたいなもの。本当に海外でビジネスをするなら、そういう部分にタイしても、技術力とか営業力と同じ以上に厳しくシビアに対応しないと生き残れないと思う。

日本のコンテンツを見ていて思うのは、ウルトラマンなどの昔人気だったものと、最近登場したポケモンとか新しい世代のものは人気なんだけれど、それらを継続して発展させるという点では弱い気がします。例えば最近映画シリーズで、ある意味節操なく登場するアベンジャーシリーズなんて、もう撫でも有りの世界だけれど、ああ言うのって日本ではなかなか見られない。発展のさせ方にも寄るんだろうけど、新しい魅力をどうやって作るかと言う努力は以てした方が良いと思う。特にウルトラマンシリーズは、その放送期間も長いし、次々と世代も登場しているけれど、どうしても放送クールに合わせてその都度その都度出ているだけで、繋がりとか全体のストーリーみたいなものが乏しい気がします。それか、仮面ライダーもそうだし、戦隊ものも同様かも。

スタートレックシリーズなんて、それぞれの話に直接の関係性はそんなに無いけれど、やはりあれだけの人気があるのは「DNA」の部分では共通しているけれど、具体的な部分はその時その時に合わせて改良しているからじゃ無いだろうか。そう言う意味で、日本のキラーコンテンツをどうやって生まん発展させて行くのか、そう言う議論というか活動っていうのをしっかり見せて欲しいですね。例えば、自分のように子供の頃観た世代が、今の「ウルトラマン」に対して共感できるような内容やストーリーとか。そう言うものがあると、子供向けだけで無く、オールド世代もマーケットに加わるわけで、ビジネスとして広がると思うんだけれど。

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