昨日TLでこの話を見てびっくりした、科研費の件。そのテーマが自分の考えと違っているかどうかは別にして、成果・結果が余りに未熟というかいい加減な物では。もう40年近く前になるけれど、自分も大学生時代に一寸こういう所に関わった(手伝わされた)事があるけれど、理系の研究の場合は装置や設備にお金も掛かるし、成果物も具体的に何か作り出さないといけないから、凄く大変だった記憶があります。しかも、お金が掛かる割に全額出ることも無くて、そういう意味では当時とは状況が違うのかもしれないけれど、何か自由研究の作文みたいな物を一つ書くだけで何千万円も貰えるなんて信じられない。数百万円規模の費用が出ても異例だと思う。
さらに、何億もの費用を貰いながら、しかもその「下っ端」と言っている人間が「美味しい思いをした」と平気で言ってしまう。をぃをぃ、それってこの人達が批判している安倍政権の仕組みその物じゃないのか。「楽しい思い」ではなく「楽しく研究活動をした」ならまだ分からないでも無いけれど、この「楽しかったですね」って、そのお金で別のことをやっていたからじゃ無いかとしか考えられない。勿論、一度に何億では無く、毎年何千万円ずつの合計が四億五千万円なんだけど、その内訳をちゃんと精査しているのだろうか。文科省にも支援者がいるみたいな事を言っているけれど、それって「忖度」以外の何なのと小一時間。
今近畿財務局の森友学園文書で騒いでいるけれど、これってそれ以上に文科省の問題として追及するべき課題のような気がする。最も、天下りの張本人が退官して騒いだら一転掌を返して自分達の英雄みたいな話にしてしまうくらいですから、彼にとっては内容が良い・悪いでは無く、利用出来るかどうかが判断基準なんだろうけど。暫く前に「文系不要論」みたいな物が出ていて、流石にそれは言いすぎじゃ無いかと思ったけれど、こう言うことがまかり通っているなら、やはりそのお金をiSP細胞研究とか、もっと日本の次の飯の種に投入するべきですよね。こう言う思想活動的なことは、自費でやってくれ、と。いずれにしても、スパコンの補助金でもあれだけの騒ぎになったんだから、先ずはこれらの科研費を先ずは精査して、目的外使用とかが無かったのか、それを先ずはっきりさせるべきだよなぁ。仮に、半分の費用が別の活動とか団体に流れていたとしたら、それって今のモリカケ問題も吹っ飛ぶ(と言うか、モリカケ自体が問題以前の事柄だとは思うけれど)大問題だと思うんですが。
まあ、野党もそんなことは薄々感じているから協力はしないだろうけど、そういう所が彼らが支持されない所以なんでしょうけどね。
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