2018年3月31日

人と機械の境界線

ANAが発表した「AVATAR」事業。なんでANAが、こう言うリモートアクセスの技術に投資するのか一寸疑問ではあるけれど、物理的な移動だけでなく精神的な移動も「旅行」という再定義をするんだろうか。実際問題として、今の技術ではスタトレのホロデッキは勿論、まだまだ未熟ではあるけれど、これまでの映像と遠征だけの「リモートアクセス」に触感が加わると、大きなステップアップと言えるでしょうね。

問題は、その「旅先」にはアバターが予め送られている事が必要なわけで、ちょっと想像したのは、レンタカーのように空港にストックがあって、そこから自分がリモート操作して目的地に行って観光とか疑似体験みたいな事を経験するんだろうか。それなら、空港の中にフライトシュミレーターみたいな装置があり、前身にフィードバックセンサーを付けて「疑似体験」出来たら面白いと思うけれど。

もう一つの問題は「時間の壁」でしょうね。日本国内ならまだしも、海外と言う事になるとどうしてもデータ転送の遅延が発生して、タイムラグが発生する。より高速の通信サービスが誕生しても、光速を越えることは出来ない訳で、途中の遅延なども考えると、どうしても数秒のタイムラグは最悪覚悟しないといけない。それをどの様に補完していくのかが今後の課題じゃ無いだろうか。

さらに言えば、実際の肉体の感覚とアバターの機械の感覚の違いというか、例えば何か物を握るにしても、機械で作られた関節の動きと、自分の肉体の動きはどうして異なります。その違和感というか差分をどの程度平準化してより自然な動きと感覚フィードバックできるかが、さらに課題じゃ無いだろうか。いずれにしても、面白い技術だと思うし、今後のリモート探査みたいなところにも大きな応用が出来るんじゃ無いかと思うから、ANAさんには頑張って欲しいけれど、正直なところ、最近のJALの攻勢にやや押され気味の印象がある、本業のフライトビジネスの方は、それ以上に力を入れて欲しいのだけれど。

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