2018年2月24日

ギャンブル依存症

いかにもごもっともらしいご高説をぶる毎日新聞の社説。「2000円は安すぎる」「月8回の入場回数は、6回のシンガポールよりも甘い」と書いているけれど、それなら無料で何度でも入場出来る、公営ギャンブルに街角ギャンブルのパチンコ・スロットの類はどう考えるのか。社説中に過去の記事へのリンクがあるんですが、その中にパチスロでギャンブル地獄を経験した女性の記事が含まれているのに、です。

本当にギャンブル依存の対策をしたいならば、

  1. 入場には個人を特定できる「マイナンバー」登録を必須条件にして、全てのお金(賭け金)の動きを把握する
  2. ギャンブルの結果は全てその「マイナンバー」に紐付けされて、一定以上に負けが込みそれでも継続する場合は強制退去させる。一定期間の入場を拒否する。
  3. 賞金には、その場で課税をして徴収する。その代わり確定申告などは不要とする。
位のことはやらないとなぁ。ただ、この場合でもマイナンバーを持たない訪日観光客などがのめり込みすぎて破算する可能性もあるから、その対策は別途必要かも。パスポートの番号をマイナンバー代わりにして、上記のルールを適用させるとか。

というか、新しくできるであろうカジノの心配の前に、先ずは既存のパチンコ・スロットに公営ギャンブルの対策を先ずしろよだな。公営ギャンブルは、一応「公営」と名乗りつつも、例えば芸能人などが「年間何千万すった」とかいうほどで、単位は異なっても一般利用者だって同様の人は多いだろうし、それで家族が苦労している場合も多いだろうし、こちらだって対策するべき。でも、負けが大きくなってくれないと、運営側の利益が減るわけで、だから運営側としては余りこの手の予防対策はやりたくないだろう。ましてや、パチンコ・スロットなんて、一私企業の運営なんですからね。あの、日本のことは何でも真似て起源を主張する韓国でさえ、パチンコは依存性が高いとして禁止されているわけで、そんなものを日本だけで続けて行くことの方が間違っていると思う。まぁ、そんなことは百も承知なんだけれど「いゃ、パチンコはギャンブルじゃ有りません、遊戯です」とかいうんだろうなぁ。

IR法案というのは、別にギャンブル・カジノだけの話では無く、コンベンションセンターとか複合的なレジャー施設の集合体のはずで、カジノもあくまでその中の1つのはず。カジノだけで収益を上げるのでは無く、全体として利益が出る構造にしないといけないのに、何故かカジノの話ばかり中心になって、実際に運営が始まったら失敗するんじゃ無いだろうか。少なくともカジノの現状を論じるのであれば、先ずは「街角ギャンブル・カジノ」の話をちゃんとして欲しい。

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