- まずは外付けUSB 2TB HDDを用意して、データのバックアップ。私は、もう30年以上もパソコンのHDD/SSD区画を、C:ドライブ=OSとシステムのみ、D:ドライブ=仕事や個人データ、という振分をしています。ですから、D:ドライブだけバックアップすれば、後は何とかなる状態。そこで、80GB位あるD:ドライブの内容をUSB HDDにバックアップ。
- ここで、フリー版のEaseUS Todo Backupをダウンロードしてインストール。インストール後は、EaseUSからUSB メモリーに起動用のイメージを作成して、USBブート出来るように準備します。ここでWinPE版にしておいたのが、後で助かりました。
- システムをシャットダウンをして、作成したUSBから起動。この時、データ(=SSDバックアップ)保存のために、USB HDDも接続しておきます。
- USBから起動すると、EaseUSが自動的にスタートするので、ここからバックアップを選択して、外付けUSB HDDに現在の256GB SSDの内容を、そのままバックアップします。所要時間は30分位かな。
- システム(=T470s)をシャットダウンをして、裏蓋を外し、16GB DIMMの増設と、元々の256GB M.2 SSDを外して、新規の512GB M.2 SSDを装着。再び裏蓋を戻して、電源と起動用EaseUS USBキー、USB HDDを接続しておきます。
- 電源を投入して、一度BIOS Setupの画面に入り、増設したメモリーとSSDが認識されていることを確認。ここからシステムを再起動して、USBメモリーから起動します。
- USBから起動して、EaseUS Todo Backupが起動します。ここから、USB HDDに保存してあるバックアップイメージをリカバーするんですが、画面からリカバーのメニューが見当たらない。よくよく見ると、小さなリンクでリカバリー機能が表示されていました。ここから、USB HDDのバックアップイメージを選択します。
- ところが今度は、入替た内蔵SSDがEaseUSから認識されない。多分新品のSSDなので、区画設定しておかないと認識されずに駄目なんですよね。さてどうしようかと思ったら、起動しているEaseUS Todoの"Tools"メニューからWindowsのコマンドプロンプトが起動出来ます。USBキーを作成するときに、WinPEで作成していて助かりました。
- コマンドプロンプトに入り、ここから"DiskPart"コマンドを実行して内蔵ストレージの状況を確認します。入れ替えた512GB SSDはDisk 0として認識されていますが、未区画設定のまま。そこで、Diskpartからコマンドを実行して、Disk 0の512GB SSDに基本区画設定をしてActiveしてコマンドプロンプトを終了します。
- 再びEaseUS Todoのメニューに戻り、もう一度バックアップイメージを選択して、ターゲットのリストを表示すると、今度は内蔵の512GB SSDが認識されています。これを選択して、リカバリー開始です。
- OS等のC:ドライブと、データのD:ドライブ、両方で200GB近くあったのでリカバリーにも時間がかかりますが、それでも40分位でリカバリー完了。一度システムをシャットダウンをして、接続していたUSB HDDやUSBキーを取り外します。
- パソコンの神様にお祈りしてから(笑)、T470sの電源をON。Windowsのロゴが表示されて、起動は無事に完了しました。ただ、その後MS OfficeのExcelとかOutlookを起動すると「認証されていません」と表示されますが、取りあえずそれは無視して「ディスク管理」を開きます。
- 元々のSSDが256GBで、今回は512GB。その為、512GBの後半は未区画のまま残されています。そこでディスクの管理からD:ドライブを最大に拡張。システムを再起動します。
- 無事に再起動し、元々のアプリ類も取りあえず問題無く起動されます。MS OfficeやWindows10も、ここで社内認証されたらしくて、「認証されていません」のメッセージは表示されないし、アプリを起動して確認しても認証されています。これで一安心。
- DIMMやSSDの交換作業なども含めて、3時間ほどで無事にオフィスシステム大改造作戦が完了しました。
WindowsXPとかWindows7の頃にも、同じようにシステム移行を何度もやりましたが、それよりも今回のWindows10の方が楽なような気がします。データ量が増えているので、高速の外付けHDDを使用してもデータコピーの時間は掛かるけれど、それも含めても予想以上に簡単にあっさり移行できて拍子抜けするくらい。しかも、フリーのバックアップ/リストアーツールで完了するので、おサイフ的にもやさしいし。思わず、「いぃ時代になったなぁ」と感じる移行作業でした。
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