2018年2月2日

対話するAI

NTTが発表した、雑談しながら知識の伝搬をしてする対話型AI。これ、言ってみればロボット(=AI)は漫才のボケとツッコミで、そこに大賞である人間が合いの手を入れる、みたいな感じにも見える。確かにこれまでの1-1のQ&Aでの対話では、質問と回答が一つのセットにならないと行けないみたいな印象がありましたが、こういう感じで会話が進むと、回答の幅も広がりそうだし、質問者(=人間)の満足度も上がるんじゃないだろうか。それは、1-1の時には全ての情報を聞いて、その中に自分の欲しい内容があるかどうかと言う判断基準になるけれど、こう言う雑談の場合だと、自分の問いに対して答えてくれた、その答えの中に欲している情報がある、と言うだけで満足度は大きく上がりそうだし。

記事を読む限りでは、漫才をする(マテ) AI側の連携が重要そうで、本来の質問に対しての回答を探すのではなく、多分雑談という大筋では合っているんだけど多少揺れというかぶれがある範囲での会話を続けるというのが、簡単そうで難しい。余り突拍子もないことを離しても相手が離れてしまうし、かといってこれまでの知識データーベースのように正確な情報を伝えることだけを目的にしても会話は続かないし。

記事にサンプルとして象の話が出ているけれど、これってある意味学習システムとして使えそう。それも、AI側が一方的に知識を与えるのではなく、会話や雑談の中に情報を紛れ込ませるから、学習する方も勉強という意識はなくてうけいれやすいかもしれない。このあたりは、教育関係のアプリとして面白いかもしれない。ただ、複数のAIに対して一人の質問者ならまだ単純だけれど、どちらも多数同士で話をし始めると発散しそうだけれど。

ふと思ったけれど、Google AIとSiriと自分の三人で会話をしたら、こんな感じの補助システムみたいな物が構築出来ないだろうか。でも、GoogleとSiriでは、その二人の間での会話が成立しないか...

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