数日前に突然発表された、米国の新しいフットボールリーグ「XFL」の発表。"XFL"と言えば、2001年に米国プロレス団体のWWEとNBCが設立してシーズンをスタートさせたけれど、僅か一年で消滅したプロリーグ。当時は、こう言う新興リーグが幾つか誕生しては消えていき、色々理由はあるけれど、やはり試合内容試合品質の低さが最大の理由なんだろうか。NFLオフシーズンの春に行うというのは良いアイデアだと思うけれど、NFLはオフシーズンだし、カレッジ選手も卒業を控えて参加出来ないし、結局は前年シーズンにNFLにも行けずに、ヨーロッパ等でプレーした選手がトップクラス位のリーグですから、よほど地元愛フランチャイズ愛が無ければ盛り上がらないだろうなぁ。
ただ前回の失敗を研究してか、まずは2年間の準備期間をおいて、新リーグスタートは2020年春から。リーグは8チームで構成して、全てリーグが管理する。リーグ戦は10週間行い、4チームがプレーオフに進出して準決勝、決勝を行うという組み立てらしい。詳細は不明だけれど、多分8チームを二つのカンファレンスに分けて、4チームでHome/Awayで6試合を行い、インターカンファレンスで相手カンファレンスの4チームとHome/Awayを半分半分で10試合やるんでしょうね。で、各カンファレンスの上位2チームが決勝トーナメント進出となるんだろうなぁ。
ここでふと思いだしたのが、一寸毛色は違うけれどやはり春にシーズンを行っている(いた?)Arena Football(AF)はどうなったんだろうかという事。実はAFが始まって直ぐくらいに、たまたまアメリカ出張中にホテルのテレビで発見して「何じゃこりゃぁ」とビックリしつつ、結構個人的にははまったもの。その後紆余曲折が有り、今回Wikiを見てみたら、やはり一度破綻して、今は以前はAF2と呼ばれていた2部リーグがArena Footballとなり、5チームで活動しているらしい。ちょっと残念ですが、スポーツのシーズン制がほぼ完璧に浸透しているアメリカでは、なかなかそれを崩すのは、さらにはメジャースポーツに割り込んで行くのは大変なんでしょうね。
旧XFLでは、今XリーグのIBMでヘッドコーチをしている山田晋三氏がプレーしたことがあるけれど、今回の新XFLでも日本人プレーヤー誕生の機会は生まれるんだろうか。レベル的には、日本のトッププレーヤーならそんなに遜色ないと思うけれど、そこまでのパスが生まれるかどうかですよね。で、リーグのレベルは別にしても、そういう本場の環境で揉まれると、本当にNFLで活躍できる選手も生まれるかもしれない。以前はNFLE (NFL Europe)が有って、日本人選手も活躍してNFLのキャンプに参加する選手も出たけれど、とっかかりとしてはそう言う機会がこれからも必要だと思うなあ。そういう意味で、新XFLには期待したいけれど、先ずは本場アメリカ人がどの程度受け入れるのか、そこが問題だなぁ。以前の反省から、ファミリー層をターゲットにして居るみたいだけれど、ゲーム会社と組んで行くのが、今の時代としては正攻法じゃ無いだろうか。Madden見たいな本格的な感じではなく、一寸ファンシーな感じのゲームなんてどうだろうか。そこから盛り上がるかも。そう言えば、新興フットボールリーグのチームユニフォームって、やたらと派手だった記憶があるけれど、最近のNFLのユニフォームを見ていると、余り違いが無くなってきたような。となると、ユニフォームで目立つことすら出来なくなってきたわけで、なかなか新参者には厳しい試練になりそう。
0 件のコメント:
コメントを投稿