2018年1月13日

Bye Bye 社民党

社民党の任期満了に伴う党首選が12日に告示されたけれど、まさかの立候補者無しでドタバタ。現党首の吉田氏は、一昨年の参議院選挙で落選し、しかしなり手がいないために一度は誇示した党首を非議員で続けていたけれど、流石にそれでは活動も制限があって今回の立候補辞退になったらしいけれど、まぁ、これまでの様子を見ていると社民党の凋落は遅すぎたくらいではないだろうか。

自分などでは、やはり「社会党」として野党第一党として、しかも当時の自民党と互角に張り合えた土井たか子氏時代が一番勢いがあったかなという気がします。その前、村山内閣を経験して、少しは前向きな国民のための政治をするかと期待感もありましたしね。ただ、前半は「おたかさんブーム」で良かったけれど、後半は段々と対決姿勢をすることが使命のような感じになって、さらに福島瑞穂氏が党首になって、さらに支離滅裂さに拍車が掛かったような気がする。本来なら、そのままもっと早く消滅していたかもしれないけれど、天恵とも言える民主党政権に相乗り出来たことで、盛り返すチャンスは貰えたんですが、その民主党が輪を掛けてダメダメで、結局それが致命傷になった気がする。

アメリカの様な二大政党制であっても、やはり少数政党は存在しているし、日本のような大中小政党が乱立している状況では、例え小党であっても意味はあると思うものの、こと社民党に関しては、縮小していくことに何の手立ても無く流されていくだけという気がする。現在所属議員は4名で、衆参それぞれ2名ずつ。また、以前の選挙の結果から2022年までは所属議員が存在する限り政党として存続可能らしいけれど、その前に何か手を打たないと2022年で福島氏が落選したら自然消滅するんじゃ無いだろうか。まぁ、拾ってくれるところがあるかどうか分からないけれど、何処かとくっついて、もう少し妥協しつつも自分達の理想とする政策を一つでも良いから実現していく方が、世のため人のためだと思うのだけれど。

例えば自民党なんかは、政党としては議席の2/3近くを占める勢力であるけれど、その中の議員の考えとか方向性は結構バラバラで、中には与党に近い信条の人も居る。でも、100%では無くても、自分の政治活動を有効に進めるために、ある意味自民党の力を利用しているわけですよね。それを「政治的迎合」と行ってしまえばそれまでだけれど、その政治家が国民のある一部の代表として選出されたのであれば、その選んだ人達の利益代表として活動し成果を出すことが一番重要なはず。勿論、同じ事を別の議員がやった場合、それは逆にその最初の議員にとっては相反する利益になるのかもしれないけれど、それも含めて自分の活動をどれだけ最大化出来るか実現出来るかがやはり議員としての存在意義だと思う。ある意味、そういう割り切りをしましょうよと言うのが、暫く前から生まれている共産党を軸にした野党統一候補だと思うわけで、それを認めるのであれば、もっと柔軟なことが出来ると思うんですよね。まぁ、そう言うことを繰り返していくことは、ある意味自浄作用も生むわけで、その一つが今回の件になるのかなと感じますね。

0 件のコメント:

コメントを投稿