さらに酷いのが、情報を配信する会社なのに、何の断りもなく最初から無かったような行為をしていることで、それって仮に記事の内容が問題の無いものであっても「虚偽配信」と言っても良いんじゃ無いのか。実際、共同通信社のサイト記事は差し替えられていて、今では問題の無いような内容になっているけれど、最初の記事を受信した地方の新聞社などはその内容で紙面を作成して発行しているから、これではまるで地方紙が悪いようにも見られる。これに対して問い合わせたところ返事は
「新たな要素を加えて記事を差し替えました。編集上、必要と判断しました。その他についてはお答えは控えさせていただきます」と、けんもほろろと言うかしらを切るというか。「新たな要素を加えて」って言っても、最後にちょろっと最初の記事の内容が残されているけれど、内容的には全く異なる話で「加えて」っていうのは完全にアリバイ工作。さらには、そういう事態になった説明もないわけで、共同通信社の「説明責任」の「せ」の字も感じられない内容。
今、世の中的には「IoT (Internet of Things)」が言われていて、身の回りのデバイスがインターネットに接続して色々なサービスが便利に利用出来るようになってきています。で、個人的にはさらに進んだ「IoM(Internet of Matter)」の時代というものを考えるべきだと思っていて、それはそういうデバイスだけで無く、例えばクラウド無いのObjectやこう言う記事のようなArticleのような「データセット」もネットに接続し、今のようにデータをコピーして使用するのではなく、その元データをソースにして、そこに自分の加工内容をオーバーレイしていくような世界が必要だろうと思っています。仮に元データを実際に加工して別の成果物にするなら、新たにアドレスを振り直して識別できるようにする。これによって、情報が一元化されるしデータの効率的な利用も出来るはずで、さらには信頼性も上がるはず。まだまだ空想の範囲を超えないけれど、情報社会としてはそういう方向に進むと思うと、今回の様な行為というのはレガシーメディアの衰退を象徴するものだし、このメディアとしての存在意義を否定した行為とも言えるんじゃないだろうか。
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