「毎日新聞の記事」と言う事で、かなり眉につばを付けつつ読まないといけない(笑)かもと感じさせられる記事なんですが、TL界隈ではこのICANのフィン氏来日に関しては色々なツッコミも出ていて、正直記事の額面通りには納得出来ないもの。個人的に以前から感じているのは、この手の団体って、なんでそういう「核兵器廃絶」とい主題を、今現在そういう兵器を保有している、あるいは開発して保有を誇示している国々では無く日本に対して要求してくるのか、ということ。唯一の原爆被爆国で、先の福島第一の事故があるからというのが一番よく言われる話だけれど、いゃ被害者なんだから日本は逆にこの手の団体に対して「もっとしっかり核保有国に対して貴方たちが要求しろよ」と言う側の立場じゃ無いかの? 更にビックリしたのは、この人、今回初めて広島、長崎を訪問したと記事にも書かれているけれど、いゃいゃ、それだけ日本を利用して、唯一の被爆国という立場を重要視するなら、もっと早く広島、長崎に行くべきでは。大体、オバマ前大統領だって昨年広島を訪問したじゃ無い。其れ以前にも、この団体の名称って殆どメディアに登場する事が無かったけれど、ノーベル平和賞を受賞したことから一気に知名度があがり、それを利用して色々な活動を活発化しているような雰囲気を感じる。
その一つが今回の訪日時に安倍総理との面談を希望したという話。でも、日本政府への申込は今回の欧州歴訪が公表表された後で、そこで断られたのに、今回の直前になって恰も自分達の要望が無視されたような言い方をSNS等で発信している。まぁ、それに乗っかる野党の人達も大概だと思うのだけれど。自分達の存在を広めたい団体と、何としても安倍政権叩きをしたい野党の思惑が一致しての共同活動みたいな感じだなぁ。さらに、このICANの日本での実体がピースボートと言う事で、ますます胡散臭さが... NGOだから、さらにはノーベル平和賞を受賞したからといって、免罪符になるわけでは無いと思うのだけれど。
繰り返しになるけれど、最大の核保有国である、アメリカを筆頭に、ロシアや中国、さらには欧州の英国やフランス、さらにはイスラエルにインドにパキスタンとか、先ずはそれらの国々に働きかけるのが、彼らの目標を考えたら最初にして最大の活動のはずでは。日本に対しての批判は色々言っているけれど、それらを仮に10としたら、それ以外の保有国に対しての批判は100とか1000とか、もっと聞こえてこないといけないのに、そんな話は殆ど聞こえない。そのアンバランスさと言うか、扱いやすい日本をネタに自分達への利益誘導を図っているようにしか感じられないなぁ。
ざっと新聞各社のサイトの関連記事を見てみたけれど、毎日新聞が一番熱心そうに感じられるのは何故だろうか。そこにも、何か意図がある、胡散臭さしか感じられないのだけれど。
所で、今回の安倍総理との対談が総理の欧州歴訪の予定と重なって出来なかったわけですが、逆にその予定を外して、このフィン氏の来日予定を変更することは出来なかったのかという素朴な疑問が。最初の申し入れが12月の下旬という押し迫った時期で、当然年末年始で休みに入る事も有るわけだし、そういうタイミングをわざわざ選んで来たと言う事を言われても仕方ないと思うんだけれど。つまり、実際に話をすることよりも、自分達の立場を強調することで利益を得ようとしている、ような。だからこそ、「核兵器根絶」というゴールに賛同は出来ても、この団体への賛意の気持ちは生まれないんだろうなぁ。
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