2017年12月26日

マジカルワード

スマートスピーカーが各社から発売されて、それなりに色々な記事で評価内容とかも見ているんですが、今ひとつ当初の期待感には届いていない感じ。その理由の一つが、本来スマートスピーカーの最大の利便性であったであろう「音声入力」が、実は利用者から見るとチョツと敷居が高い機能であったからではないだろうか。幾つかのスマートスピーカーでは、最初に起動する「マジカルワード」を幾つか選択出来るものもあるようですが、やはりこの「起動するキーワード」は、任意の言葉で、出来れば複数登録出来るようにして欲しい。

例えばペットの猫とか犬を飼っている人なら、そのペットの名前にしたらより多頻度に利用するようになるんじゃないだろうか。それに対して「ミーちゃん」と呼びかけたらスマートスピーカーも「ニャー」と認識開始した反応したら面白いだろうし。少し前にペットの気持ちを翻訳するオモチャ「バウリンガル」があったけれど、あれをスマートスピーカーに置き換えたら面白いんじゃ無いかと思うんですよね。いゃ、目の前に本物のペットが居るのに、別の場所に置いてあるスピーカーに語りかけるのは変だろう、と言われるかもしれないけれど、それは別にスピーカーのマイクの性能の問題だし、別の言い方をすれば個人的には今のように一つのスピーカーで賄うのではなく、複数のスピーカーを家のあちこちに於いて、何処にいても同じようにアクセス出来るようにするべきだと思っていますからね。

もう一つ思うのが、複数の言葉を登録して、それぞれに意味を持たせること。例えば「仕事する」と言ったら、仕事優先モードになって、認識する言葉のDBも仕事関連の言葉の優先順位が高くなるとか、「クッキングする」と言ったら、料理メニュー検索モードに入り、かつそこに自動収集してきた特売情報が追記されて、さらに在庫している食料品データから、古いものを使い切るようなメニュー提案をしたりと、今のように一つのモードで色々なことをやらせようとすると、競合とか曖昧さが解決出来ない場合でも、その時その時のモード設定が出来れば、かなり使いやすくなりそうな気がするんですけどね。

後は、室内の機器との連動ですよね。ビデオレコーダーにテレビにオーディオ、エアコンに照明、さらにはロボット掃除機にお風呂のお湯張りに洗濯機とか。本当なら、スマートスピーカーの本体はどこに置いてあっても良いけれど、マイクとスピーカーは手元のスマートウォッチとかスマホとリンクして代用出来るようにして欲しいなぁ。そういう接続性が、次の課題になるんじゃないだろうか。その為にも、まずはペットとの共存、ペットとの同化が最初のハードルになりそう。

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