2017年12月5日

漂着木造船

ここ数日ニュース欄を賑わす、日本海側への北朝鮮から漂着してくる木造船。沿岸の漁業権を中国に売却しているため、北朝鮮の漁船はその外側、さらには豊かな漁場である大和碓迄遠出してくるのだけれど、貧弱な装備に冬の厳しい気候、さらには経済生産で十分で内燃料などの要因が重なり、燃料切れやトラブル発生で漂流し、日本海側へ漂着してくるという説明だけれど、疑問な点も幾つか。

一つは山形だったか、湾内に漂流戦が漂着して8名が発見された事件で、この船は燃料切れで漂着したという話だったけれど、その場所は風下で漂流しては接岸出来ない場所という話。実は何らかの目的で湾内に入ってきたけれど、そこでトラブル発生か何かで脱出出来なかったのではと言う疑問もあるみたいですよね。

もう一つは北海道の無人島、松前小島に漂着したと思われる北朝鮮の漂流船が、どうもある程度の期間その島で生活して、しかも緊急時用に備蓄していた食料とか備品を盗んでいたと思われること。太陽光発電のパネルまで外して運んだ形跡があるという事で、本当に漂流して困っていたんじゃ無いのかと不思議な行動。避難して、食料品などを使用するのは分かるんですよね。生活しないといけないから。でも、そこから帰る宛も無いのに家電製品などを盗むというのはどう言う意図なんだろうか。逆に荷物になるわけで、生還出来る確立は下がると思うんだけど。迎えが来るとか、帰還出来る宛があるなら、行きがけの駄賃じゃ無いけれど周りにあるものを失敬して戻るという事はあり得ますけれど、でもそれって筆入国になるわけだし、とても燃料切れで漂流して困っている人間がとる行動とは思えない。

謀略好きな人達は、日本への浸透工作と言う人もいるみたいだけれど、あの漂着船の様子を見ると、とても今作員のような重要なリソースを運搬するような装備には見えない。しかも、これだけの悪天候の中わざわざ来る理由も分からないし。それこそ、朝鮮系中国人とか東南アジア系の国籍偽装して侵入する方が、まだ可能性は高い気がするんですけどね。また、これまでの漂着船の数と比べて、少なくは無いけれど、毎年これくらいの数は漂着しているとのことで、それがここ一月くらいに集中しているのは、経済生産で困窮していて、それ故漁業に圧力が掛かっているからとのことらしいけれど。

実際にはどう言う状況でどういうことが進行しているのか自分にはよく分からないけれど、島国というのは陸続きのように一気に外から脅威が押し寄せてくることは無いかもしれないけれど、決して万全な国境を持っているわけでも無く、逆に今回の様に知らないうちに漂着している可能性もあるわけで、やはり世界の常識に合わせて「脅威は存在するもの、向こうから来るもの」という考え方を前提に、どうしたら安全に生活出来るのかという事を考えないといけないと思うなぁ。

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