Los Angelsから成田に向かうANAのNH175便に、別のフライトの乗客が間違って登場したため、それに気が付いたANA便が出発から8時間後にLAXに戻り、乗客を降ろしてから再出発したというニュース。搭乗者の確認は、システムを使ってそれなりに厳密に行われているはずなのに、それでもどう言う理由・原因かすり抜けてしまうことがあるのは今年も何度もトラブルとして発生しているけれど、これは一寸酷いなぁ。NH175便が10:45発で、その15分後に同じく成田へ行くUA32便が出発予定になっているので、このUA便の乗客が間違って搭乗したのかなと思うのだけれど、実際は堂なんだろうか。40分後に、やはりANAの成田行きNH005便も出発するんだけれど、もしかしたらこっちなのかなぁ。
勝手な想像ですが、余り旅慣れていない人が、ANA便名でUAのコードシェア(UA32=NH7019)を予約し、てっきりANAのフライトだと勘違いしてANAのゲートに並んで、どう言う理由かそのまま通過したような気がする。でも、一度は必ず搭乗券をゲートでスキャンするはずで、何故その時に気が付かなかったのかが不思議。LAXのターミナルは殆ど利用した事がないけれど、ANA便とUA便のゲートは近いのだろうか。最も、最初からUA運航便だけれどANA便だと勘違いしていたら、ゲートが離れていてもANAの方に行っちゃうだろうけど。
実は今年の夏にBostonに行ったときにIADを経由して移動したんですが、ここも大体同じくらいの時刻にUAとANAの成田行きが出発します。ただ、UA便はコンコースCから出発しますが、ANA便はコンコースBからと、かなり区別してゲートが準備されています。この時はUAのライフタイムマイルの為にもとUA便をわざわざ利用したんですが、そのUAの成田行きゲート前では日本語で何度も「こちらはUnitedの成田行きです。全日空の成田行きをご利用のお客様は、コンコースBのゲートへ言ってください」というようなアナウンスを何度もしていて、あぁ間違える人が多いんだと思ったくらい。調べてみると、ANA便は到着・出発共に国際線ターミナルのトムブラッドレー国際線ターミナル利用だけれど、UA便の出発便は国内線と共用のTerminal-7/8を利用するだろうから、これも間違いやすい理由かも。アメリカの場合は、出発便の場合はパスポートコントロールはゲートでするから、国内線と国際線でターミナルを供用して乗換が便利なようになっているけれど、多分日本人の感覚としたら、国際線は国際線ターミナルから離発着する、と思っている人がかなり多いんじゃないだろうか。
しかし、疑問なのはゲートでのスクリーニング。あと、たまたま座席番号が被っていなかったのか、離陸前に発覚しなかったことですよね。8時間後に戻ったと言うことは4時間位はそのまま飛行していたはずで、となると最初の食事とか終わってリラックスしていた頃。空路の半分近くまで飛んでから発覚したというのも不思議と言えば不思議。しかし、巻き添えを食らった他の乗客の皆さんもいい迷惑ですよねぇ。でも、この紛れ込んだ乗客はどうしたんだろうか。LAXで降りてもUA便は出た後だろうし、その日のANA便も出た後だろうし、チケットを買い換えてこの遅延したANA便に登場しなおしたとすると、ちょっと笑えないなぁ...
0 件のコメント:
コメントを投稿