2017年11月10日

Dynabookよ永遠に?!

読売新聞の記事ですが、東芝の決算記者会見でパソコンとテレビ事業からの撤退も含めた見直しをするという記事。先日も富士通がLenovo傘下に入る事になったし、こうなると国産メーカーで残っているのは、パナソニックとVAIOだけ? 結構VAIOあたりが、Dynabookの資産・遺産を引き継いで事業継承とかしないんだろうか。確か東芝の国内市場のシェアは12~13%位あったと思うので、大体年間出荷台数も百数十万台位だろうか。海外の方がもしかしたら売れているのかもしれないけれど、それでも二百万台くらいでしょうか。そのままスパッと消えて、他のメーカーが埋めに行くのか、何処かが手を差し伸べるのか。でも、年間数百万台程度では、余りスケールメリットは無いし、それこそLenovo/HP/DELL当たりで無いと、逆にお荷物になってしまうかも。

それでも、根強いファンは多いだろう東芝のDynabookだけに、単に事業終了でこのまま消えていくというのはかなり寂しい。ただ、じゃぁDynabookとして残るDNAって何だろうと考えてみると、残念ながら「これ」っていうものが思い浮かばない。例えばLenovoのThinkPadならTrackPoint、パナソニックのToughbookならその堅牢性、それ以外にも、NECのLavieなら超薄型とか、VAIOならデザイン性とか、それなりに思いつくものがあるけれど、Dynabookってそのロゴ以外に「これ」というものが思い浮かばない。多分、FMVも自分の中ではそれに近いものがあるんですよね。それって、別に最近に始まったことでは無くて、結構昔から感じている気がする。結局、そんなインパクトの少なさがあるからビジネス的に縮小していくのかもしれない。あるいは、ビジネスが縮小していくからコスト重視でインパクトが減っていっているのかもしれないけれど。

以前、富士通-東芝-VAIOの合併が話題になったときに、それぞれが持つ工場の処遇が課題になって結局協議は物別れになったけれど、確か東芝のパソコン製造の中心だった青梅工場はすでに閉鎖されているわけで、そういう意味ではビジネスとしてターミネートするには良いのかも。ただ、やはり日本のノートブックパソコンのさきがけで会った「Dynabook」の名前が消えてしまうのは悲しいなぁ... 何処かのメーカーで継承して欲しいけれど、ライバルメーカーのブランドなんてどこも引き継がないだろうなぁ... 例えば、ニトリとか何処かの量販店とは、自社のPBの一つに買い取るとか。でも、それはそれでまた悲しいなぁ...

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