2017年11月5日

禁煙と就職問題

あぁ、もしかしたら禁煙店舗問題は少し潮目が変わってきたかなと感じた記事。お客様のために、喫煙・禁煙席を用意してきた店舗が、自分達の従業員確保のために禁煙にシフトしつつあるという問題。顧客確保よりも従業員確保の方が困難になりつつある時代にこれからなるんでしょうね。私も、今から30数年前に新社会人として就職活動を始めたとき、会社選択の要素は色々ありましたが、その中で気にしたのがオフィスの禁煙・喫煙の分類。当時、多分完全禁煙のオフィスは無かったと思うけれど、禁煙・喫煙の分離オフィスとかを言っている企業は幾つかあって、自分が選択したところもそう。事前に本人の希望を聞いて、喫煙エリアと禁煙エリアの分離をしているというので入社しましたが、実際は一つのフロアーの、例えば右半分が喫煙可能エリアで反対側が禁煙エリアみたいなかんじ。それでも当時としては画期的で、しかも空調設備を工夫していて、エアフローがちゃんと禁煙エリアから喫煙エリアに流れるようになっていて、だからかなり助かりました。ただ、そうは言ってもやはり境界線に近い咳だと匂いが気になったりするわけで、確か入社して10年もしないうちに、オフィス内禁煙(ビル全てが自社借用だったので、色々可能だった)として、ただ喫煙ルームを廊下の両端に設置したけれど、そこから流れる匂いと煙がいやという事で、屋外の喫煙場所のみ喫煙可能とかになりましたからね。今から、もう20年近く前の話だから、結構先進的だったと思う。

喫煙が他の同様の問題と少し異なるのは、その喫煙という行為をする場所をどうするかという問題が一番だけれど、それに付帯する問題として、喫煙した残り(=副作用)として、匂いがその人について回り、喫煙場所から外にその人が移動すればその残りも回りにばらまかれること。酷いときには、その人が隣で呼吸するだけで臭い臭いが回りにばらまかれますからね。服にタバコの臭いが染み付くなんて言うレベルじゃ無いですし。以前も指摘したけれど、某高級ホテルに宿泊した時、禁煙フロアーの禁煙ルームに宿泊したのに、ターンダウンに来た従業員が凄いヘビースモーカーで、入口で迎え入れたときに既に脂臭くて、その後ターンダウンが終わってバスルームに入ったら、「あいつ、ここで一服したんじゃないのか」と思うくらいたばこ臭くてクレームした程。そういう所までちゃんと配慮しないと、この禁煙喫煙問題は解決しないと思う。変な話だけれど、あれだけテレビで衣類の芳香剤とか消臭剤のCMを流しているのに、喫煙の後のエチケットとして、その臭いを消すような話は出てこない。最近では、多くのオフィスで喫煙ボックスみたいなものが準備されていて、タバコを吸う人はその箱の中で一服してから戻ってくるんですが、あの入口の所にファブリーズシャワーみたいなものを設置して、でるときには一吹きしてから外に出るようにして欲しい。

喫煙者と非喫煙者で、どれだけ仕事の効率とか能力が違うかは一概には言えないけれど、ある意味福利厚生の一環として「社内は完全禁煙です」というのも一つの売り物になるかも。昔と違って、今では非喫煙者の割合がかなり増えているだろうから、飲食業だけで無くありとあらゆる接客業で「非喫煙者」優遇の措置が必要になっていくんじゃ無いだろうか。まぁ、私は興味ないし利用することは無いと思うけれど、煙を出さないタバコみたいなものが出来れば、ある程度妥協出来るのかも。本人が幾らニコチンを摂取しようと、それは個人の勝手だけれど、その臭いを回りに振りまくのは止めて欲しいので、匂い無し煙無しのニコチンだけというもの。でも、それではやはりタバコ好きは面白くないんでしょうね。でも、時代の流れはそうなんだからある程度は妥協して欲しいのだけれど。携帯ウォシュレットがあるけれど、携帯召集装置みたいなものが、これから発売されたら受けるかもしれませんね。

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