2017年11月6日

Air Force One

この連休中に初来日をしているトランプアメリカ大統領。飛行機好きの興味は、やはりその時に利用される大統領専用機"Air Force One"。横田基地への到着時の写真が掲載されていますが、見慣れたB747-200型とはいえ、この塗装と"Air Force One"という名称だけで、かなり印象が違いますよね。流石プロの写真家は違うなと思うのは、Air Force Oneをきちんと撮影するのは当然として、その背景にちゃんと富士山を入れていること。このあたりの気配りというか、構図選択というか、なかなか素人では気が付かずに撮影してしまいがちなところだよなぁ。

この大統領専用機も使用開始をして30年近く経過するので、新しい大統領専用機の計画も始まっていて、アメリカはやはりB747-8と四発大型機を選択。トランプ氏が大統領選前にコスト削減を言っていたので、新造機では無く破綻したロシアの航空会社のストックを改修するそうだけれど、それでも安全と性能と機能が保証されているなら良いんじゃ無いだろうか。既に完成した機体はあるから、色々特殊な改修変更をするにしてももっと速く就航出来ないのかなと思うのだけれど、2019年から回収作業を開始して、引き渡しは2024年と5年も掛かるんですね。まぁ、外側だけ残して、中身は補強したり通常の機体構造では入りきらないような設備を導入するためにもしかしたらまた胴体を開けたり切断したりするのだろうか。

日本の政府専用機はB777-300ERに決まっていて改修作業が進んでいるところだけれど、こちらも早く登場して欲しいですよね、飛行機好きとしては。予定では2019年に就航する予定なので、来年くらいには慣熟飛行などでメディアに登場することもあるんじゃ無いかと期待しているんですが。政府専用機の運用をする航空自衛隊の部隊は千歳にあるんですが、先日新千歳を利用したときに空港から千歳市内のホテルへタクシー移動するときに、現在の政府専用機(B747ベース)が駐機されている様子がちらっと見えました。あの機体も、もうすぐ見納めなんだなと、一寸勿体ない気持ちになりましたねぇ。今度の政府専用機の塗装は、MRJの初期のようなデザインになりますが、その点は今の機体よりも印象的で良いかなと思う。それでも、やはり"Air Force One"には叶わないけれど。

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