2017年11月23日

朝日新聞の逆襲、なのか?!

評論家の小川榮太郎氏が発表した、朝日新聞のモリカケ報道に関しての書籍「徹底検証「森友・加計事件」――朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪」に対して、朝日新聞社が申入書を同氏と出版社に送り、謝罪と賠償を請求した件。既に指摘されているように、「朝日新聞社」という日本を代表するメディア(?)の一つ何だから、堂々と紙面で「プロなんとかの罠」とか「パノなんとかの住人」とかシリーズを立ち上げて、自分達で自分達の正しさを主張するれば良いのに、当事者同士でしか分からないようなこう言う方法を使うと言うのは、メディアの会社としてはどうなんだろうか。下手な社説やコラムを掲載するよりも、ずっと人目を集めると思うけれど。

森友学園の問題に関して言えば、地歴が悪い公有地を早く処分したかったが故に、ある程度色を付けて売却を進めていたんだろうと思われるわけで、隣接地の公園などの売却基準と照らし合わせてどれだけ乖離しているのか、それを観て判断すれば済むはず。実際、籠池氏側が当初主張していた、昭恵夫人の後援みたいな話は全て捏造と分かっているわけで、要するにたまたま切っ掛けを掴んだ著名人を利用して、交渉を有利に進めようとした籠池氏側の問題で、それにこれ幸いと問題有りの土地を処分したかった近畿財務局が乗ったという話でしょう。噂になっている辻元議員と関西生コンの関係がどれだけのものか分からないけれど、多分叩けば埃は出てくるわけで、それがどの程度影響するか、換えって火の粉を浴びることになりそうな気がするんだけど。

加計学園問題に関しては、完全に言いがかりレベルだと私は思う。大体旭市分の報道のよりどころになるものは前川氏の証言だけで、しかもその証言も「だろう」「と思われる」みたいな伝聞推定のものばかり。まさに、自分達が要求している悪魔の証明を今度は自分達が要求されているわけで、どう対応するつもりなのか。まぁ、朝日新聞を始め日本のメディアは、「正義を追求する」なんて言う幻想は捨てて「事実を報道する」という本来の使命を思い出すべきでしょうね。「正義」なんて立場や考え方が変われば、幾らでも方向は変わるんだから。よく彼らが引き合いに出すナチスだって、当時は「正義」と思われていたわけだし。

どう言う経過をこれから進むのか、かなり興味の沸く話題じゃ無いだろうか。場合によっては、大手メディアの権威が喪失する初めての事例になるかもしれない。

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