2017年11月15日

党代表辞任

小池都知事が希望の党代表を辞任。今後は都知事に専念すると言っているけれど、何だかなぁ... 都民ファーストの会の代表だって、都政に専念すると言って交替したはずなのに、国政に進出していき、その選挙で惨敗したから今度もまた都政に専念すると言うけれど、それって結局はこれまで都政も兼任した仕事も結果を出せなかったと言う事ですよね。

都政に専念すると言うけれど、既に豊洲市場の移転問題に東京2020の準備と、大型案件が危機的状況。立て直すにしても時間もお金も足りないし、仮に立て直すとしたら今度は彼女が石原元都知事を責めたように自分の責任としてせめられる。なんせ彼女の「AI」が決めたことですから、他人に責任をおっかぶせることは出来ないだろうし。

しかし、これでほくほくなのは突然の選挙で慌てて急いで民進党から希望の党に移籍してきた旧民進党議員の皆さんですよね。小池氏を中心として都民ファーストの会の関係者を頂点として、その後離党して移籍したり無所属から移籍してきた「創設時メンバー」のさらに下の「外様」だったけれど一番人数が残った「元民進党議員」が、結果的に党代表を初めとして主要ポストを占めたし、絶対存在だった小池氏がいなくなれば、それは「希望の党」という着ぐるみを着た「民進党」になるわけですからね。ただ、元の民進党だって、参議院議員の「オリジナル民進党」、左寄りの「立憲民主党」、そして議員の立場だけ守りたかった「希望の党」と、分散してしまい以前ほどの影響力は無い。本当なら、もう一度合同すれば良いと思うけれど、分裂時のドタバタがそれすらも許さないし、元々分裂していたものがその通りになっただけだから、元に戻るにはよほどの求心力のある人なり事象が生まれないと無理でしょうね。

都知事に専念すると言うけれど、都議会の公明党も離れていくし、都民ファーストの会にしても力のある議員はそんなに多くないだろうから、結局はぼろが出て終わりのような気がする。政治塾とかどうするんだろうか。今更塾に通おうと思う人もいないと思うけれど。小池氏が既存の体制を打破することを目標に都知事選に出馬して、孤軍奮闘して当選したところまでは良かったけれど、そこから何か勘違いが始まり結局自滅した印象ですよね。やはり早すぎた衆議院解散が、彼女のプランをガタガタにしたんだろうけど、それってもしかしたらこれまで散々自民党から恩恵を受けていたのに、小池氏と言い若狭氏といい、後ろ足で砂を掛けてでていった無礼さに罰が当たったのだろうか。それも自業自得だけれど。まぁ、まずは都知事として直近の東京都の問題である豊洲問題や東京2020の準備、さらには彼女の公約でもあった待機児童ゼロとか、ちゃんと現実的で緊急の必要性のある政策を進めて欲しいですよね。通勤地獄解消の二階建て電車とか、そういうのはやらなくて良いから。

でもなぁ、散々好き放題して貴重な人材も切ってしまった後だから、残った都庁の人も大変でしょうね。実際豊洲市場の入札も不調だし。あれって、やはり小池氏の責任だよなぁ。百条委員会を後で開いたら、どれだけの責任が明らかになるのか。

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