2017年10月31日

Nikonのデジカメ

カメラを使うけれど、自分には縁の無いNikonが(笑)、中国にあるデジカメの工場を閉鎖するというニュース。記事にもあるように、デジカメの市場ポジションって、もう殆どスマホのカメラに席巻されているんじゃ無いだろうか。それでも、ハイエンドクラスはまだ需要はあるだろうけど、以前なら数万円程度で販売されていた機種などは、わざわざそれだけのお金を出して購入しなくても、スマホで同等以上の撮影が出来るし、撮影だけで無くデータ管理やアップロード等、逆にスマホの方が便利ですからね。

実際、私自身もコンデジを何台か所有しているけれど、コンデジをどうしても持ち出すときって、光学ズームが必要な時だけで、それって最近では年に数回あるかどうかと言うくらい。もう、殆どがiPhone6で撮影して、それで十分間に合うし。最近では、撮影したら直ぐにGoogle Photosにアップするようにしているので、バックアップと言う点でも便利だし、そこからSNSへ登録したり別のPCで加工したりと操作性も格段に違いますからね。

いつも思うんだけど、以前SONYがレンズだけのデジカメを出しましたが、ああいう感じの、撮影部分だけ独立した「デジカメ」って出さないだろうか。操作などはスマホで作業すれば良いわけで、スマホでは出来ないような近接撮影とか、自撮り棒じゃ無いけれどレンズ部分だけ高くて手で持ち上げて撮影するとか。今のスマホを自撮り棒に付けて撮影するには、高く遠くに伸ばせば伸ばすほど画面確認が難しいわけで、それが手元で出来るようになれば、また違った映像が出来るんじゃ無いかと。一眼レフカメラにしても、背面の液晶部分は無くして、スマホとリンクして使用出来るようにすれば良いんじゃ無いかなぁ。そうすれば、バリアングル見たいな撮影だってもっと面白く出来るだろうし、スマホを使うわけだから、カメラ内部のデータをそのままスマホ経由でアップロードするのも簡単だし。コンデジだけで無く、それこそミラーレス機なんていうのはそういう方向に行くと、もっと面白い事が出来そう。

で、カメラ市場の規模縮小という理由もあるだろうけど、もう一つ中国国内での製造するメリットも薄れてきていることも大きいと思うんですよね。最近の人件費の高騰は、ニュース等でもよく言われていて、だから国内メーカーの国内製造回帰も生まれている。今回のNikonも一部はタイの工場へ移管するらしいけれど、経済発展と共に上昇した賃金の問題も大きいでしょうね。勿論、東南アジアのコストメリットが、何年後かには同じような状況になる可能性も高いだろうけど、そうなると次はどこに行くのだろうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿