2017年10月31日

国会の質問時間

国会での質問時間を、現在の野党8-与党2から変更するという話に、一斉に野党が反発しているという状況。議員数に応じて配分せよというのは、一見正しいように思われるけれど、与党側が予め与党内で内容を揉んでいけることや、本来批判勢力である野党側に多少は重み付けするのが良いかなと言う気もするので、個人的には以前の野党6-与党4とか、それ位の配分が良いような気がします。

与党にもある程度時間を配分するべきと思うのは、確かに与党内では予め意思疎通なり共通認識の醸成は出来るだろうけど、その内容がそのまま国民に知らさせることは無いわけで、国民が知る機会というのは国会審議の場で放送されること、伝えられることが多いはず。そういう意味では、説明の場としての与党質問機会もそれなりに認めないと、結局はその法案なりの内容を知らないまま、野党の一方的な質問だけ聞かされる場面になりかねない。

さらに言えば、先の国会の「モリカケ事案」もそうだけれど、其れ以前にも野党は時間が余っているからなのか、下らないクイズを出したり、物の値段を聞いたり、漢字の読み方を聞いたりという、どうでも良いことで時間を潰しているわけだから、その分減らした方がもっと真剣に質問をするのでは。最も、与党の議員でも時間が余って質問と関係無い話をして時間を潰した議員もいるようだから、どっちもどっちのような気もしますが。

野党からは「謙虚さが無い、横暴だ」という意見も出てくるようで、まぁその気持ちは分からないでは無いけれど、でもこれまでの野党の「質問内容」を見聞きしていると、「いゃあんた達だって大概じゃ無いか」と言いたくなるわけで、そういう意味では、その優遇措置に甘えていた野党にも責任はあると思いますしね。例えば、その時間を振るに活用して、本当に不正なり問題点を洗い出して、それによってより良い内容に改善されたというならばまだ分かるけれど、結局は情報元は週刊誌だったりゴシップ誌みたいなものからの話で質問をしている程度では、時間の無駄以外の何物でも無いわけだし。大体、国会の指呼度を放り出して「なんとか調査チーム」としてのこのこ出かけていったりするわけですから、そんなに時間は入らないでしょう(をぃ)。

確かに今の与党が100%良い、満足と言う事は無いけれど、だからといって何でもかんでも野党が許されるわけでも無い。より良い評価を受けたいのであれば、あるいは将来的に政権選択を狙うのであれば、先ずは国民から支持を受ける内容の活動をするべきだし、それによって必要な物も与えられるはずなんですけどね。それを「怪しからん」と言うだけなら、やはりこれまで同様「万年野党」からの脱却は無理だと思う。

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