今日は衆議院選挙の投票日。自公優勢が伝えられていましたが、終盤に掛けて野党特に立憲民主党が票を伸ばしているという報道も有り、予断は許さない状態。ただ、当初大きな期待を掛けられていた希望の党が空中分解寸前にまで落ちてしまい、多分自公は大敗する事は無いだろうから、このまま「信任された」として安倍政権が続くことだけは間違いなさそう。ただ、大型台風21号がこれから日本列島を直撃しようとしていて、その影響が早くも列島に大雨強風と言う形で現れているため、期日前投票をしていない有権者にとってはその行動がどうなるか不安定要素も大きいので、やはり開票が始まらないとなんとも言えない状態。
今回面白いと思うのは、これまでは与党応援者=静観、野党応援者=実力行動、というような印象があったんですが、それが遂に堪忍袋の緒が切れたのか与党応援者もこれまでの野党応援者のように、プラカードを準備したり、メディアに対して偏向しているのでは無いかと声高に主張するようになったこと。現実問題として、与党というのは国民の大多数の支持を得て議席を得ているわけだから、その集団がまとまって声を上げれば野党応援者よりも声は大きくなるのは当然。個人的には、都議会議員選挙でのかなり意図的と感じられる野党応援者の行動とそれを執拗にフレームアップする一部メディアに、真面目な話国民の多くが憤りを感じたんじゃ無いだろうか。
で、旗色悪しとなると、これまで野党を応援していた、所謂「識者」なる人達も、何か言われない誹謗中傷を言い始めて、とうとう「選挙に行くな」とまで言い出す始末。以前、自民党の幹部が「無党派層はそのまま家にいて投票しないでくれ」と言ってかなり批判を浴びたけれど、今回も同じ趣旨の発言であるわけで、こちらも同様に批判されるべきでは。結局野党の応援者の言っていることは、「安倍政治打倒」というだけで、それってクーデターとか暴力革命見たいな主張。本来なら「〇〇政党の××という政策を進めよう」という事を言うべきで、そういう意味では「反原発」とか「憲法遵守」という主張は良いと思うんですよね。ただ、それが世間の大多数の興味と賛成を得られる話題かというと違うと思うけれど。今回、与党も野党も、殆ど経済政策に関して聞いた記憶が無い。消費税増税反対は言っているけれど、「日本の経済をこうやって向上させる」と言う話、それも具体性と実現性を含めた説明が出てこないのが、今の日本の状況をよく表していると思う。
不思議なのは、民進党がほぼ解党状態で、希望の党にも移れず、無所属で出馬するほど知名度・選挙力の内人達の互助会的な集団だった立憲民主党が人気を集めていること。決して「支持」では無く、その政党の設立経緯などからの人情話的な人気だと思うのは、そのメンバーが戦後最悪内閣の一つと言われる、菅直人政権とほぼ同じだから。東北の震災という予想外の震災が発生した事はあったけれど、その前もその後も政権運用能力の欠片も見られず、よくあの時日本が沈没しなかったと今にして神様仏様に感謝する次第(笑)。今回、比例でかなり票を集めそうで、野党第一党に躍り出る勢いだけれど、ここに旧民進党出身者や希望の党からの出戻り議員を取り込むなんて言う話も出ていて、それって政党政治を冒涜しているように思うのだけれど。
雨の日曜日、さて結果はどうなるのか。
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