2017年10月15日

投票誘導するメディア

昨日の夕食時、いつものように夕方食事をしていたとき、たまたま点いていたテレビは夕方の情報番組をやっている某系列局の番組を流していました。で、衆議院選挙の状況を説明していて、自公が300議席の大台を狙い、野党は伸び悩んでいる、と言うようなここ数日新聞テレビで伝えている状況を放送。で、そのニュースを受けて某女性MC(キャスター)が、「国民として、選挙の選択肢を広げないと行けませんね」みたいな事を言って、思わずビックリして橋を落としそうになったのだけれど、それって「与党に投票するな」と言っているのに等しいのでは。

この放送局、メディアも系列新聞も与党大嫌いで有名な所。その放送局の、さらに与党嫌いな情報番組ですら「300議席を狙う」と言わざるを得ない状況という事なんだろうけど、その状況にしてもインタビューするならアンケート取るなり、自ら取材などをして集めた情報から出された判断なわけで、それはイコール国民の選択肢、判断を反映している物のはず。所が、それを「選択肢を広げる=(与党以外の)選択肢を検討する」という事を言ってしまうのって、投票行動に対しての明確な介入じゃ無いのか?!

例えば、それだけ与党に票が流れている状況で、株高で景気が良くなっているように「誤解している」と仮にバング政策者が考えるなら、そうで派内という反論なり数値なりを示せばいいわけで、それはそれで意味のある報道だと思うわけです。あるいは、与党に投票する人達の焦点が北朝鮮問題であったり外交問題での仕事具合を評価しているのであれば、それ以外の不残る領域のテーマ、例えばそれこそ待機児童問題でも良いし、貧困対策でも良いし、教育問題でも良いし、それらの問題点を取り上げて、それに対しての疑問を呈するなら、まだ理解出来る。でも、そんなことは説明も報道もせずに、単に与党に投票するのは間違っているというような口ぶりで放送するのって言うのは、メディアの悪用乱用偽証以外の何物でも無い。

この放送局は、党首会談でも、放送時間の半分以上を所謂「モリカケ事案」に費やして、相も変わらず説明責任がとか国民が納得する説明をとか言っているのに、自分達が肝心な登場のごく一部の発言しか取り上げていないことを指摘されると、何も反論出来ない。挙げ句の果てに、今の投票行動は間違っていると言わんばかりの発言をする。「偏向報道」と最近よく使われる言葉があるけれど、偏向と言うよりも、自分達の権力に驕り高ぶり独善的な事を「正義」と言いくるめる、それこそ独裁的暴走行為にしか見えない。「メディア=暴走組織」という意味に変わるのも、そんなに遠くないのかもしれない。

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