2017年10月19日

顔認証ゲート (2)

羽田空港で始まった入国時の顔認証ゲート利用。暫くは羽田空港国際線の入国時利用に限定されるみたいですが、来年度には、成田、中部、関空、福岡にも設置予定との事。ただ、テレビで放送された様子を見ると、顔認証ゲートが4台位あるんですが、そこに長い順番待ちの列が。認証作業が10秒で終わるとしても、そこに至るまでの時間が長そう。気になるのは、指紋認証で通過出来る自動化ゲートと併用されるのかどうか。仮に、現在の指紋認証での自動化ゲートが無くなって、この顔認証のゲートだけになると、到着のタイミングによっては長い順番待ちの列が出来そうですね。これまでだとそれぞれの入国審査ブース前に並ぶから、待ち行列も分散されますが、今回の場合はゲートは複数あっても、その手前に全てまとめて並ばされるから、待ち行列の列は長くなりそう。

所で、報道などではこのシステムの誤認識率は0.01%以下と言われているけれど、その「0.01%」という値は現在の有人ブース等を含めた場合の誤認識率寄りも高いのか低いのか誰も言わない(笑)。当然、現在と同等以上の優位性があるから使用開始するはずなんだけど、年間の入国者数が外国人が2500万人で日本人が1500万人くらいとして合計5000万人が入国するとすると、0.01%の誤認識率では5,000人が該当することに。一日当たり10数名で、これは全国に分散した値だから、成田とか羽田だと数名程度だろうか。まぁ、誤認識して通るのは問題だけれど、誤認識してそこで判断保留になれば人間の審査官が対応するわけだから。今の有人ブースでも、時々ありますもんね、問題のある人間が入国していたりとか出国していたりとか。

個人的には以前にも書いたけれど、海外の同様のシステムともリンクして、入国審査の時間短縮を是非して欲しいですよね。ESTAの利用や、KIOSKの利用で一時期の混雑よりはましになったけれど、結局は最後は人出でスタンプを押すことになるから、そこで待ち行列が出来て時間が掛かる。KIOSKでOKで、顔認証もOKだったら、そのまま通過させるとかして欲しいなぁ。大体アメリカなんかは、出国に関してはパススルーな訳ですからね。いずれにしても、年末に羽田を利用する予定があるから試してみよう、と思っていたんですが、出発は羽田で帰国は成田だった orz となると初体験は、年明けのHND-TSAの時かな。

2 件のコメント:

  1. 2019 1/15 入国の認証は長い列でした。人の動線に対して斜めに配置されていて不便な感じでした。何のための自動化なのか。成田空港の荷物受取の自動化も結局人が介在して余計時間がかかっているような気もします。

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  2. コメントありがとうございます。私はまだ運が良いのか、今のところ顔認証ゲートで待ち行列に遭遇したことは無いのですが、最初自分も戸惑ったように(パスボートのスキャンとか)、旅慣れていない人はさらに戸惑うでしょうから、それなら有人ゲートの方がサービス率は逆に高くなるかもしれませんね。あと、「荷物受取の自動化」というのは知りませんでした。いつも機内持ち込み手荷物だけで移動することが多いので。5月に予定しているフライトでは、LAX-NRTを荷物をチェックインする予定なので、その様子を見てみたいと思います。

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