2017年9月4日

水爆実験

昨日のお昼過ぎ、何か面白いプログラムやってないかなと、Cable TVをザッピングしていたら、NYYの田中投手が先発して処理した試合の中継録画を流していたので、それを見ていました。で、CMが入ったときに他に何か無いかなと思ってザッピングしたら、CNNがちょっと緊迫した感じで「北朝鮮が...」みたいなニュースを流していて、何気に見ていたら水爆の実験を先ほど実行した見たいな説明をしていてさらにビックリ。「えっ?」と思って、地上波に切り替えたけれど、特にそれらしき報道はしていないので、ネットで検索するとこちらはちらほら情報が掲載され始めています。仕方が無いので、またCNNに戻って見ていたけれど、結構大きな地震波みたいなものが観測されたんですね。前回の実験と比べても、桁が一つ上がったみたいとか、何か先日のICBM騒ぎが小さく見えるような騒ぎよう。ただ、これでますます北朝鮮の立場は固まったわけで、正直「上手いことやったなぁ」という印象が先ず浮かんできてしまいます。もうこうなると、少なくともアメリカは手出し出来ないんじゃ無いだろうか。よほど情報を握っていて、ピンポイントで原爆・水爆の製造工場とか貯蔵施設を破壊するとか、同様にICBMの施設を一気に破壊出来ればまだしも、そんなことは無理でしょうし。さらに、もともと韓国・米国との緩衝地帯として北朝鮮を利用したい中国は、しょうがねえなぁと思いつつも、自国にミサイルが飛んでくるわけでは無いから、このまま容認して終わりだろうし。結局は、日本だけが馬鹿を見る状態が続くのだろうか。

核抑止力は、保持することに意味があり使用すれば報復処置を受けて壊滅する、と言われているわけで、仮に木太町瀬が米国に対して使用して報復攻撃を受けたら、その結果は明らか。だから、間違っても米国に対して使用する事は無いと思うけれど、今後圧力を受けてどうしても示威行為が必要になったときには、一番ありそうなのが日本に対して使用する事なんじゃ無いかという気は凄くします。まず、「日帝による侵略」を旗印にしているから、理由は幾らでも付けられるし、米国に対してでは無いけれど西側に対しての半夏という事は言える。さらに、日本は「専守防衛」という事で、批判するだろうけど反撃されることも無い。米軍の基地を外して、例えば北海道の草原地帯当たりを狙って一発発射する、と言う事ならば、もしかすると人的被害も最小になれば、日本だって批判はするだろうけどそこから武力行為をして拡大させることはしないし出来ないでしょうし。問題は、その後日本がどう言う方向性を進むのか、と言う事。それでも、流石に核保有国になるという選択肢は無いと思うけれど、防衛予算の増額と増強はかなり進むでしょうね。あと、世論的にも「もう堪忍袋の緒が切れた」状態になりそうな気がする。

不思議なのは、先の広島・長崎の原爆記念日には「核廃止、核兵器根絶」と声高に言っている人達が、新たなる核保有国がその力を誇示することに対しては、殆ど反対の声が聞こえてこないこと。いゃ、若しかしたら何処かで声を上げているのかもしれないけれど、あれだけ大々的に言うときは言うのに、今回は一番身近で直近に核危機が生まれている時には、肝心の反対の超えんが聞こえてこないことに対して、彼らは良いのだろうか。改めて、その不思議な行動倫理も浮き彫りにしている、今回の水爆騒動だと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿