まだ正式発表はされていないわけで、今後どうなるか分からないのではあるけれど、多分今月中に衆議院が解散されることはほぼ確か。で、野党は一斉に「大義なき解散は怪しからん」といっているのだけれど、前の国会の時にあれだけ散々と「総理の責任」と言いながら、さらに内閣不信任案まで提出していたのに、いざ解散となると文句を言うのは変では無いだろうか。まぁ、今回の解散がその不信任を受けての解散では無いと思うけれど、文句を言うのであれば「あの時不信任案を否決しておきながら、今頃解散するのは怪しからん、遅すぎる」というのであれば、これは納得出来る理由だと思うんですけどね。でも野党の皆さんは「今は解散するな」と言っている。これって凄い矛盾だと思うんだけれど。
結局彼らの態度を見ていると、国会中の行動はいかにも与党側に日があるような印象を植え付けるためのパフォーマンスなので、その問題を解決することでは無く、その問題が長期間国民の目に触れて印象付けしたいだけなんですよね。解決することが目的では無く、継続させることが目的。あれ、なにかに似ていると思ったら、何処かの国が得意な「Moving Goal Post」と同じでは(笑)。
また、まだ決定では無いだろうけれど(でも、多分本当)、臨時国会の冒頭で所信表明演説燃せずに解散するという話になっていて、所信表明演説すらせずに解散するのは怪しからんと言う話があるみたい。でも、第一次安倍内閣の解散は、所信表明演説をした数日後に突然辞任をしたんじゃ無かっただろうか。で、勿論猛烈な批判を浴びて、ますます自民党が下落する一員になったわけだけれど、今回だってそれと同じような事が言えるのでは。幾ら所信表明をしても、数日後に解散して、多分主要メンバーは再選されて国会に戻ってくるだろうけど、新しい政治組織として来月スタートするわけで、当然今と条件が違うことも多いだろうし。となれば、所信表明演説をする意味って無いように思う。前回のように、誰も知らなかった体調不良などの理由で辞任するなら、まぁそれは仕方ないと思うけれど、今回はもう誰も彼もが「解散する」と思っているわけですからね。となれば、解散後の選挙やその他の日程を考慮して、実はもっと速く解散したいのかもしれない。
で、今回の解散で注目されるのは、民進党でも共産党でも無く、「都民ファーストの会の国政版=国民ファーストの会(仮)」なのかもしれない。でも、個々も結局は「第二民進党」になっているわけで、政党名が変わっただけで当選してしまったら、それって政治家として終わってないだろうか。既に都議会の「都民ファーストの会」は、ごく一部の幹部以外は単なる数合わせ、多数決要因になっているみたいで、流石に「国民ファーストの会(仮)」がそこまで当選するとは限らないけれど、民進党から乗り換えた議員は、逆に民進党の悪口を言って自分達はそうでは無いと言えば、それなりに得票も可能だろうし、結構美味しいかもしれない。でも、有権者って結構シビアだからなぁ。着ている洋服が替わっても、中身が同じなら決して評価しないと思うけれど。
まぁ、大義大義と五月蠅いけれど、じゃぁそば事案に関してはどれだけの大義があるのか、是非納得いくまで説明して欲しいところですね。それさえ言っていれば国民の支持が得られる考えているなら、それは大変な侮辱だと思う。
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