2017年8月8日

いいまつがい

就任早々、地元という気安さもあったのか、対口を滑らして舌禍事件を起こしてしまった江崎沖縄北方担当大臣。この手の話しを聞く度に思うけれど、政治家になりそれなりの地位に就いたなら、正直受けとか面白いこととか言おうと思わず、先ずは最小限の発言に止めるべきじゃ無いかと。で、麻生さんくらい地位も力も身につけたら、好き放題言って良いと思うけれど(マテ)。

まぁ、今回の件だって、「原稿を朗読する」と言うと国会軽視と言われるけれど、「先ずは原稿の内容をしっかり伝えるところから」と言えば、初心忘れべからずと感じることも。「素人だから皆さんに色を付けていただく」と言えば無能な大臣と言われてしまうけれど、「素人であるからこそ、皆さんのご意見を謙虚に積極的に伺っていきたい」と言えば既成概念にとらわれない存在、と感じるかも。勿論、何を言っても自分達の思う方向に好きなように「味付け」して報道するのがメディアではあるけれど。

この江崎大臣、最初は高齢を理由に大臣就任を固辞したらしいけれど、派閥領主の二階氏から強く言われて受諾したらしい。そう言う意味で、安倍総理としては二会派の協力を得るために配慮したことになるんだろうけど、二会派としてももう少し資質のある人を選べば良いのにと思うのだけれど。想像ですけど、多分今季で議員を引退して次の衆議院選挙には出馬しないんだろうけど、それならそれで本人の花道として、また多分後継者には若い新人が立候補するだろうから、その新人に対して「前沖縄北方担当大臣の江崎氏公認の」みたいな箔を付けるためにも、本人の意思とは別に押し込んだんじゃないかと。

国務大臣の数は、原則14名で必要に応じて最大3名、合計17名までと定められています。現在は東北震災のために時限的に復興右大臣が設定されていて、それぞれ15名、18名に増員されていて、今回も18名の国務大臣が指名されたわけですが、大臣の数が限定されている以上、その主管部門の内容・範囲も、もう少し整理して統合した方がいいように感じますね。それでも、昔と比べて省庁の統廃合が進み、それでもまとまった方なんですよね。

江崎大臣の発言は、幾ら就任早々の新人大臣とはいえメディアに言葉尻を取られることを考えないのは失点。一方で、野党側もこれ幸いとそこをついてくるけれど、野党議員の発言だって非道ものは幾らでもあり、その最たるものはさらりと無い事も有ったように言ってしまう民進党のあの人とかあの人とかあの人とか(笑)。メディアが取り上げないだけで、だから許されると思って居るのかどうかは知らないけれど、人の振り見て我が振り直せ、という格言を是非思い出していただければと思いますね。

0 件のコメント:

コメントを投稿