2017年8月8日

何が「ファースト」?

東京都の「都民ファーストの会」の国政進出基板組織として、自民党を離党した若狭議員を中心に「日本ファーストの会」が誕生。「都民ファーストの会」の「ファースト」という言葉に凄く個人的に違和感を感じるので、この「日本ファーストの会」の「ファースト」にもそれ以上の違和感を感じる。なんで「都民第一の会」とか「都民支援の会」みたいな言い方をしないのか。最も、そんな言い方をしたら「日本第一の会」とか「日本支援の会」って、一寸間抜けな印象になってしまうけど。でも、何か「カタカナ言葉、かっけー」みたいな雰囲気を感じてしまうけれど。まさに、取って付けたような名称じゃ無いかと。

それつて、都民から日本というのも同様で、都民の上なら国民だろうというツッコミは既に大量にでて居るみたいだけれど「国民ファーストの会」という名所は既に別の団体が政治団体として登録しているので、重複してしまうと言う事で避けたことも理由らしい。でも「日本ファースト」っていうことは、「日本最優先」という意味で、となると昨年散々批判されたトランプアメリカ大統領の「America First」と同じじゃん、と言うツッコミも既に大量に出ている様子。さらに言えば、「日本」というのは何を対象にしているのか。「日本国」という国益を最優先するという意味なのか、「日本国民=日本国籍保有者」を最優先するのか、あるいは「日本国内居住者」なのか。大体、都民ファーストにしたら日本の東京都以外の地域にはその反動が必ず生まれるわけで、となると日本ファーストと都民ファーストは対立軸とも言える。その相反する利益をどうするのかと考えて... 思いついたのが、東京都が周辺だろうが飛び地だろうが東京都以外の自治体をどんどん吸収合併して、日本全てが東京都になれば良いんじゃ無いかと(笑-マテ)。

情けないなと思うの場、先日民進党離党を発表した細野豪志議員と早速コンタクトを始めたらしく、既に離党した議員や離党予備軍がざわついているらしい。先の都議選でも、民進党を離党して都民ファーストの会に入った都議会議員が大量に当選しているけれど、何かそれと同じ事が起こりそう。以前も、民主党が画会を始めた時に維新の会に大量に鞍替えして言ったことがあるけれど、それと同じドミノ倒しが起きそう。でも、それって凄く国民を馬鹿にしている行為ですよね。いゃ、離党した議員が自らの主義主張のために新しい政党を立ち上げるならまだ分かる。消えてしまったけれど、渡辺喜美氏が立ち上げたみんなの党は、結果的に空中分解したけれど、「筋」という意味では全うだったんじゃないかと個人的には思うところ。それと比べると、今回はなぁ...

「都民ファースト」にしても「日本ファースト」にしても、それが都議会議員なら都民に対して、国会議員なら国民に対して、必要な事を速やかに対応するのが「議員」の仕事なわけだから「ファースト」という言葉をわざわざ言う必要も無いし、そうで無ければそれぞれの議員としての職責を果たしていないことになるんじゃないの。その当たり前のことを、あえて声高に主張して政党名、団体名に掲げしまうところに、違和感を感じてしまいます。そういゃ「国民の生活が第一」という政党があったけれど、結局自分達の都合第一で消えてしまったけれど、この人達も自分ファーストで終わるんじゃないかという気が凄くする。


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