2017年8月23日

やりっ放し

森友学園問題で籠池夫婦が再逮捕されるなど、未だに騒がしい状態が続きますが、当時あれだけ彼らを擁護し英雄的に持ち上げていた、野党の代表者達が全くこの件に関して発言しなくなったのが凄く不思議。加計問題で忙しいのかもしれないけれど(笑)、わざわざ大阪の自宅を訪ねて「政権をひっくり返す証拠が」とか言っていた野党代表者は、若しかしたら籠池氏との共謀罪だって疑われてもおかしくないのでは。自宅前で、誇らしげにメディアから写真を撮影されていたのが、遠い昔のように...

まあ、野党だけだなく、当時あれだけ好き放題勝手を言っていたメディアだって弁明するわけでも無く言い訳するわけでも何、恰も昔からこの二人が疑わしかったかのように再逮捕の記事をちょこっと掲載して終わりにするつもりなんだろうか。まぁ、こう言う人達に「責任」とか「信頼」という事は全く期待しないけれど、少なくとも「あの時は間違っていた」とか「こう言う背景でああいう行動をとった」というような、ちゃんと釈明なら説明があれば、それはそれで納得して評価もする事もあるだろうけど、都合の良い時には言いたい放題言いながら、都合が悪くなるとだんまりを決め込むというのは、子供の喧嘩じゃ無いんだから。

結局、自分達の都合でどうでも良い質問が続いて国会の経費を無駄遣いした責任はどうするのだろうか。あれから新しい証拠が出てきたわけでも無く、強いて言えば近畿財務局のミスと言う事ぐらいな訳で、叩くならそっちだと思うけれど、どうしても安倍政権のミスにしたい野党側は未だにそう言うことすらしない。最も財務局を叩いたら叩いたで、麻生財務大臣からしっぺ返しが来るだろうし、それは安倍総理が何か答えるよりも数倍数十倍野党には厳しいものになる可能性もありますからね。変に寅の尾っぽを踏む必要は無いと言う事だろうか。

加計学園問題にしても、週刊誌は新しいどうでも良いような燃料投下をして騒ぎをもう少し伸ばして発行部数の助けにしようとしているけれど、あれだけ取り上げていたお昼の情報番組などを見ても、もう旬は過ぎて次のネタを探しているような雰囲気。最も、それ以上に話題にならない民進党の代表選挙の方は、さらに惨めな印象を受けるわけですが。

今のメディアの最大の責任は、こう言うニュースにしても別のニュースにしても、良い悪いは別にして兎に角話題になるように発信して、峠を過ぎたらそのネタは終わりにして次に話題になるネタに乗り換えていくことしか考えない事。それは、私企業として常に「売上げを伸ばす」必要があるから理解は出来るんだけれど、放送局なら免許を受けている責任があるわけだし、新聞雑誌などにしても「公共性」をうたっている分やり責任があると思う。それにして、余りに無責任でやりっ放し感が目立つここ最近のメディア界隈だなぁと改めて感じるわけです。昔、植木等氏はサラリーマンが無責任の代名詞と言ったけれど(笑)、最近ではメディアが無責任の代名詞になっていると思うのは私だけ?!

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