2017年8月3日

テレキューブ

在宅勤務・テレワークをこれから普及させないと行けない日本のビジネス界において、救世主となり得るのか。我々世代には、一寸大きめの「公衆電話ボックス」にしか見えない、テレワーク用の「防音機能付き個室・テレキューブ」。テレワークの利用環境によっては、外部とは隔離されたこう言う物理的なスペースが必要になるんだろうけど、普通に仕事するなら、防音性に優れたイヤホンと、ノイズを拾いにくい嗜好性に優れたマイクがあれば、大体の場所で問題なと思うんですけどね。最近は余り見かけなくなったけれど、テレホンショッピングのオペレーターさんが使うような、片耳のイヤホンとマイクが一体化したデザインのものが使いやすい気がする。

話していることを周りに伝わらないように、こういった隔離された環境が必要と言う事も分かるけれど、長時間は無理ですよね。文字通り、公衆電話で電話するくらいの長さくらいしか持たないと思う。あと、電源やネットワークは外部から接続するんだろうけど、空調はどうするのだろうか。換気口なんか開けたら外部からのノイズが入るし、完全密閉したら息苦しいし暑いし、それに続けて利用するような場合には、前の人の匂いも残るだろうし。昔公衆電話を利用する時に、前の人の整髪料とか香水の匂いが残っていたり、あと、タバコもね。吸いながら電話する人多かったから、前の人が終わり次に自分が利用する時には、先ず少し入口のドアを開けて空気を入れ換えてから利用したものでした。「だったら、エアコンのダクトを付ければ良いじゃん」という話し二当然続くと思うんですが、結構換気の音と言うのも、これだけ狭い個室になると気になるもの。どうするんだろうか。当然換気のためにダクトとか接続すると、自由に配置出来なくなるので、列車などが使用しているような個別空調みたいな感じで、例えば天井に熱交換器とファンを設置して、独立して個室内空調と換気が出来るような仕組みが必要だと思うんですが、それは一寸記事に掲載されている写真だけからは見えない。ここまでの物を作らなくても二回りくらい大きいヘルメットみたいなものですっぽり顔の周りを覆って、それで遮音も兼ねてマイクとスピーカーと画面を表示させるような仕組みの方が簡単で便利じゃ無いだろうか。聞く方はイヤホンで防御出来るし、画面はプライバシーフィルターの凄い指向性の強いものを使えば自分以外のぞき込まれないだろうし、後はマスク型の口を覆うタイプのマイクを開発すれば、口元も盗まれないし、音も漏れないし、外部の出雲拾わないし、一石三鳥かも(笑)。

アイデアはいいと思うし、ニーズもそれなりにあるかと思うけれど、テレワーク用というよりは、既存の会議室の分割化、高密室化=高セキュリティ化目的のツールのような気がする。自宅の中にとか、外回りの時に、という場面でのテレワークでは使えませんからね。

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