2017年8月6日

人の振り見て我が身は無視

毎日新聞に掲載された記事。毎日新聞にしては、凄くまっとうな内容で、そっちの方に先ずは驚く(笑)。情報公開とかいいながらも、身内には甘いというか実際は方便なんだということを自ら証明した感じですよね。豊洲市場の安全宣言にしても、以前は安全宣言をすると言いながら、結果的に他社にこれまで責任を転嫁することが出来なくなってきたから、安全宣言した途端に全ての責任が自分に降りかかることを恐れてか、「安全宣言せず」とPTの座長が言い出す始末。それじゃぁ、これまでの努力はどうなるのか。宣言しない理由が、情報交換で認知させていくみたいな事を言ってるのに、その公開する情報が残っていないという二重規範という矛盾をどうするのだろうか。

ちゃんとした記録、あるいは議事録、あるいは報告書のような公式文書が残っていないという事は、その会議は会議ではなく単なる密談、雑談の類なわけで、そんな場所で都政として重要な決定がされているとした、それは「都政」ではなくて知事の「個人的行動」じゃないのか。流石に就任後一年が経過して、これまで軽々しく出してきた発言がどんどん雪だるま式に膨れあがり、公式の場でちゃんとして記録の上で説明することも出来ず、逆にそれによって自分の不作為が明らかになることが分かってきたんだろうか。何かこの人の政治の遣り方を見ていると、最初は少額の借金から始まったのが、それを返済するために別の金融業者からお金を借りることを繰り返す自転車操業に陥っている雰囲気。それはそれで、自己責任なんだけど、

小池氏が自分で自分を自滅させるのは構わないけれど、それで豊洲移転がまた停滞したり、東京五輪パラリンピックが失敗することだけは勘弁して欲しい。時間だけはどんどん過ぎていくから、途中でコウタさせるにしても余裕が無くなり、結果的に手がなくて本人に任せたら。ますますドツボに嵌まっていく様子がなんとなく想像させられて怖い気がしますね。本当は議会などでは、こう言う隠れた議論なりを厳しく追及すべきなんだけど、周りは知事の子分ばかりだから何も進まない。将来都知事が交代した時には、都民ファーストの会所属議員共々、百条委員会で責任追及されるのかも。でも、その時には「記録がない」ということでお咎め無し(お咎め出来ない)になりそうだなぁ。

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