2017年8月7日

熱中症

不幸にして、今年も発生してしまった練習中の死亡事故。当日の気温27.3度というのは、その数字だけ見たらそれ程暑いとは思わないのだけれど、その時の風の有無とか強さ、さらには湿度等も影響して、体感温度は全く違う値になるだろうし、やはり体力なども影響するだろうし、なかなか注意してもトラブルや事故を完全に防ぐことは難しい。勿論、最初からトラブルを生むつもりで練習するチームも無いわけで、特に昔からこう言う事故に敏感だったフットボールなら尚更。

私も何度も暑い夏を経験しているから分かるけれど、ヘルメットの中ってかなり暑くなるんですよね。最近のメットは昔のものと比較して、まだ内部にスペースがあるので少しは通気性が改善されているんじゃ無いかと思うけれど、昔のメットはゴムバッドやウレタンのパッドで兎に角内部に干渉機能を持たせたものなので、被ると頭に密着する感じで、発汗しても揮発しにくいからどうしてもメットの中が蒸れてしまう。また、最近では暑い時期にはフルパッドではなくショルダーだけだったりと対策が進められていますが、昔は普通にフルパッドで、当然体の発熱も制限される。今にして思うと、良く倒れなかったなと思うけれど、あの頃は今よりもやはり温暖化が進んでおらず少しは気候的に楽だったのかな。

もう一つやるせないのは、このチームのヘッドコーチが知り合いで有る事。現役時代は好アスリートの良い選手で、何度もビッグプレーを見せてくれたけれど、仕事の都合で故郷に戻り、その縁で母校のヘッドコーチを始めたけれど、大変だろうと思います。勿論、亡くなった選手に罪は無いわけで、今で着ることはチームとして二度とこう言う事故が発生しないように何が出来るのか考えて実行すること。残念ながら、もう故人が生き返ることは無い以上、その犠牲をどれだけこれから引き継ぎ受け継ぎ再発しないかという異を実践することが最大の供養ではないかと。

最近の気候ではなかなか地域性だけでは判断出来ないけれど、それでも北海道は関東よりも涼しいと思うし梅雨もない分からっとしている気がします。でも、そんな環境でも事故は起きる時には起きるもの。常に心がけて細心の注意を持って、練習も試合も臨まないといけませんね。今回の事件はチームにとって大きな使用檄だと思うし、今すぐ次の判断は出来ないかもしれないけれど、少しでも早くこの状況から立ち直り、チームとして最善の方向を見つけて再び歩み始めて欲しいですね。

亡くなられた選手のご冥福をお祈りします。

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