籠池夫妻逮捕

森友学園関連事件の中心人物で有る籠池夫妻が、補助金不正受給の容疑で逮捕。当時はあれだけ騒いだこの事件も、最近では加計学園に隠れてなのか、野党やメディアの興味が無くなったのか、殆ど報道で伝えられることもなくなり、今回の前の一回目の事情徴収の頃から「籠池氏逮捕か」みたいな報道で、久しぶりに話題になってきたところ。

不当に安い値段で土地が払い下げられたと言う事で、この事件(？)は始まったけれど、元々地歴の悪い場所で早く手放したかった近畿財務局の思惑と、それを知ってか知らずか兎に角安く場合によっては上手いことやりたかった籠池氏側の思惑が無意識に同調しての結果じゃ無いかと個人的には思うけれど、その前にも補助金の虚偽申請をして上手いこといっていたので、それで味を占めたのかもしれない。

今更ながらこの事件の発端を思い出してみると、加計学園同様朝日新聞が大きく取り上げたのが切っ掛けだと思う。実際には、森友学園で成功体験を得た朝日新聞が第二段として加計学園を作り出したのだろうけど。で、その朝日新聞の記事よりも前に、実は地元豊中市の木村真琴という市議会議員がこの件を調べていて、地元では何度か疑惑と指摘していたらしい。ただ、この人のバックグラウンドも一寸怪しく、社民党福島瑞穂氏の元秘書と言うから推して知るべし。

籠池氏としては上手く幼稚園が開設出来ると思っていたところに、いきなり全国紙で取り上げられて大きな騒動になり、上手く賜ろうとしたら風向きが割るなり、そこに野党連合が与党打倒の良い武器になると近寄ってきた、訳ですがそこに元々の騒動の発端を作った人間の親分がいるというのは大きな皮肉である気がするなぁ。で、妥当安倍政権に向けて担ぎ上げられたのはいいけれど、どんどん背景や不正行為が暴かれて逆に自分で自分の首を絞めることになり、そのうち一度は持ち上げてくれた野党連合も詰めたい素振りになってきたわけで、まぁ言い方は悪いだろうけど、上手いこと利用されて使い捨てられた、みたいな感じに見えます。

野党も冷たい上に、卑怯だよね。あの時に「彼の証言は信用出来る」と言っていたんだから、ちゃんと最後まで面倒見るべきだと思うし、逆にこういう状況になっても何故その時にそういう行為に出たのか、その説明も釈明も反省も謝罪もない。わざわざ籠池氏の自宅にまで行って、玄関先で揃って記念撮影までさせていたわけで、今となってはあの写真って、今回の加計学園騒動で問題だと指摘されている「男達の悪巧み」の写真以上に「悪巧みしている写真」になっているのに。安倍総理の写真は、冗談で付けたキャプションだけれど、野党との記念撮影写真はメディアが撮影していて、しかも非公開での話し合い後の写真ですから、本当に「悪巧み」している写真なんですから、こっちの方がよほど怪しいし罪深いはずなのに、メディアは何も指摘しない。本当に都合がいいなぁ... 都合よく利用された籠池夫妻が、不憫にすら思えてくる(笑)。

沿ういゃ、「これで政権が二回倒せる」とか言っていた、某ジャーナリスト(自称?)氏、最近見かけなくなったけれど、どうしているんだろうか。自身も、色慰労しめたいこと多いはずだから、ああやって表に出て知られること自体が相当のリスクだと思うだけど、でも注目されるとどうしてもそう言うことって忘れてしまうんだろうなぁ。この夫婦がそうであったように。