豊洲新市場周辺の活性化の鍵となる施設「千客万来」の運営会社が、小池都知事の「築地再開発」方針を不満として、撤退も含めて再検討するというニュース。もともとは、別の会社が周辺施設運営を予定していたけれど、小池都知事以前に周辺道路の整備に対しての不満や、大江戸沿線物語等競合店の営業延長などの約束違反から契約を破棄。再度の入札で、この万葉倶楽部が「千客万来」の運営を受託したけれど、今度は完全に競合するだろう「築地再開発」なんて言う話が突然出てきて、しかも豊洲移転はほぼ確実なんだろうけど時期がまだ確定せずに、会社としても設備投資も出来ない状態が続いては仕方ないかも。本来なら、2020年の東京オリンピック・パラリンピック前に施設を開業して置きたいところだけれど、それすら厳しくなってきては、ここで新規に営業開始するメリットも無くなりますからね。
まぁ「築地」というブランドを守りたいという気持ちは分からないでは無いけれど、でも結局「築地」が残っちゃったら「豊洲」という今後のブランドが伸びないと言う事にもなるわけで、そういう意味では完全に築地からは「魚市場」臭さは無くした方がいいはず。勿論、来年から一切消すというのは無理だけれど、「元築地市場」という事で、魚介類等を中心とした「グルメタウン」的なエリアにするのは、有りかなと。一時はタワマンの開発の話も出ていましたが、個人的に感じるのは近くに歌舞伎座も有るわけだし、銀座とか華やかな街にも近いわけで、大きなアリーナとかイベントスペースみたいなものがあの場所にあると、例えば朝から夜まで一日滞在して、食や娯楽等を満喫できる「文化とグルメの街」みたいなデザインが出来そうな気がするんですけどね。
逆に豊洲市場の周辺は、海に面していることもあるから、どなたかもTLで書かれていたけれど、「フィッシャーマンズワーフ」みたいな感じで整備したら面白いかも。TBSが、確か直ぐ横に劇場をオープンさせているけれど、TBSとしても元々は市場が去年オープンして、周辺の娯楽施設も出来ていて、人出も見込めるところに新しい劇場で集客万歳、と目論んでいたんじゃ無いだろうか。その割には「豊洲問題」とかでかなり騒いでいたけれど、それは自業自得と言うべきか。選挙前に小池都知事が「豊洲移転、築地再開発」と一応立場を明言したからか、今では以前ほどメディアに登場せずに沈静化したような感じてすが、これでまた一波乱生まれるんだろうか。まぁ、これでますます最初の独善的延期宣言の影響が拡大していきますよね。今の築地の状況がどうなのかよく分からないけれど、多分豊洲移転とか築地再開発ということで、結構心ここにあらずというか集中力が分散しているんじゃ無いかと個人的に危惧しています。で、そういう時には得てしてつまらないトラブルが大きくなったり、一寸したことで大事故が発生したりするのが「世の中の常」。別に築地で問題が生まれることを期待するわけじゃ無いけれど、色々な問題があって良くも悪くも気が張っていた時には良いけれど、その気持ちがフット緩んだ時に何か起きるのが現実。これから暑くもなるし、そういう意味では振り回されて一番迷惑を被った築地の人達が、今が踏ん張り所と思って欲しいですよね。そういう意味でも、東京都が平日休業保証を十分準備して、できるだけ早く平日でも良いから移転するべきでは。来年のG.W.なんて悠長なことを言っていたら、結局は終戦設備は出来ない、築地を2020年用に準備することも出来ない、期待していた道路も開通しない、出来ない・間に合わないで、気が付いたらその張本人は任期満了で消えていた、ということになりそう。
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